ブッ飛んだSFを楽しみたい人は是非:ゴーレム100 [小説]
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるで紹介されていたので、気になって挑戦してみた。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2007/07/sugeeeeeeeeeee1_af53.html
感想は、ブッ飛んだSF。この一言に尽きる。
本を読まなくとも、パラパラとめくってみれば本書が規格外であることが分かる。
本書の感想を語るのに、あらすじをいちいち追いかけるのは無粋と言うものだろう。
本書の真髄は未来のいかれた世界を描くリアリティのすばらしさにある。リアリティと言っても、未来はこうなるであろうと言う予測型のリアリティではなく、こういう世界があったらこんな生活を送っているのだろうと言う物語としてのリアリティである。
これだけの物語をつむぎだせるのだから、評判にもなるはずだ。
また、本書にはたくさんの登場人物が出てくるが、それぞれの会話に個性が出て人物については混同することがない。キャラクターの個性が際立っているのだ。
このキャラクターの輝きは一見の価値がある。
余りまともなレビューが書けていないが、この本は百聞は一見にしかずを地で行く小説なのだ。
注意点としては、私みたいにSFになれていない人はちょっと読むのに苦労する(難しくは無いけど、エンジンがかかるのに時間がかかるのだ)。また、ちょっと性的な表現が出てくるので、そういうのが苦手な人は要注意。
☆☆☆(☆三つ)
他のブログの反応はこちら等。
SFの作者としては有名な人のようで、評判はいいようです。そして、この本としての表現の凄さに言及するエントリが多く見られました。
http://blog.livedoor.jp/evu1219/archives/50865171.html
http://td708.blog121.fc2.com/blog-entry-65.html
http://anonyumous.moe-nifty.com/anonymoussource/2008/04/100_1575.html
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