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肉体を作るのは頭脳だ:究極のトレーニング [スポーツ]


究極のトレーニング 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり

究極のトレーニング 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり

  • 作者: 石井 直方
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/08/31
  • メディア: 単行本


トレーニングについての先端理論が書かれたのが本書。
最先端かどうかは私の知識では判断できないが、ボディビルダーの東京大学教授が書いているだけあって、トレーニングについてのディープな議論を読むことが出来る。

【目次】
第1章 筋のさまざまな性質を知る
第2章 筋肉と運動の仕組みを知る
第3章 健康と運動を科学する
第4章 正しいトレーニング、新しいトレーニング
第5章 ダイエットとサプリメント
第6章 素質・体質を科学する

本書の特徴は、先端のトレーニング・ボディビル理論がふんだんに紹介されているところ。
下手な新書では問題にならない理論がふんだんに使われており、高校の生物の知識から進歩の無い文系の私には、若干つらい箇所がある。第一章と第六章は若干理解が難しかったのが正直な感想だ。

ただ、理論がふんだんなだけに、目から鱗が落ちる思いがする箇所も多い。
特に第四章と第五章はすばらしい。

第四章を見ていると、正しいトレーニングの理論には驚かされることが多かった。
昔スポーツジムに通っていた頃に、トレーナーから指示されたのは一時間ぐらい有酸素運動をしてから、筋トレをすると言う方法だったが、本書によると筋肉を肥大させるには余り適していない方法である。
アップ→筋トレ→有酸素運動のほうが、筋肥大には適しているとのこと。
このほかにも、トレーニングのやり方を正式に学んだことの無い人や、昔の理論で止まっている人には衝撃の内容が多く書かれている。

この本を読んでから、トレーニングをしていれば、もっと効果が上がって、長続きさせることが出来たのかもしれない。

第五章はダイエットについて。低GIの罠や、ローカーボとローファットどちらが理論的にダイエットに向いているかなど、面白い話がいっぱい。
基本の理論を学べるので、出ては消えていく怪しげなダイエット法にだまされることは無くなるだろう。

理論の苦手な人にはオススメできないが、本格的にトレーニングを始める人は目を通しておいて損は無い。
すばらしい肉体を作るためには、まず頭を使わなくてはいけないことがはっきりと分かる。

☆☆☆(☆三つ)




他のブログの反応はこちら等。
さすがに読書系のblogより、トレーニング系のblogが多くヒットします。
http://kyososha.blog64.fc2.com/blog-entry-13.html
http://tapir3.seesaa.net/article/99905295.html


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