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第139回直木賞候補作発表 [文学賞]

第139回(2008年度上期)の直木賞候補が発表された。
大本命不在の、何が受賞してもおかしくないラインナップになっている。
私が読んだ本は無いが、「(芥川賞は作品に与えられるが、)直木賞は人に与えられる」との話もあるので、素人予想を披露してみる。

まずは候補作。

切羽へ

切羽へ

  • 作者: 井上 荒野
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


ベーコン」に続いて二回連続のノミネート。私はこの人の本を読んだことがないが、ノミネートの事実からは意外と可能性は高いのかもと思われる。


愛しの座敷わらし

愛しの座敷わらし

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2008/04/04
  • メディア: 単行本


そろそろ獲ってもおかしくない人というなら、萩原浩が一番。
作風も直木賞向きだし、私的本命はこの人。


あぽやん

あぽやん

  • 作者: 新野 剛志
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本


意外と直木賞は初ノミネート。実績的には十分だが、人としてみたときは、意外ときついかも。


鼓笛隊の襲来

鼓笛隊の襲来

  • 作者: 三崎亜記
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/03/20
  • メディア: 単行本


直木賞ノミネート率が高いのはこの三崎亜記。作品数自体は少ない人なので、微妙なのだが、これだけノミネートされるということは、強力にプッシュする人がいるのかも。
作風自体は直木賞に向いてるような気もするし、大穴はこの人。


千両花嫁―とびきり屋見立て帖

千両花嫁―とびきり屋見立て帖

  • 作者: 山本 兼一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


この人の作品は知らないんだよな……。ノミネートの間隔があいたこともあり、厳しいんじゃないかな?


のぼうの城

のぼうの城

  • 作者: 和田 竜
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: 単行本


本屋で見た限りでは、エントリ作品中最も面白そうな作品。
私がお金出して買うなら本書。おそらく外れないであろうと言う確信は持てる。初ノミネートなので厳しいだろうが……。
選考委員から津本陽が抜けて、歴史小説専業の選考委員は宮城谷昌光一人と言うのもマイナスかも。

こうして見た後に、私が競馬風に印を打つなら、
◎「愛しの座敷わらし
○ 「切羽へ
×受賞者なし
▲「鼓笛隊の襲来
△「のぼうの城

こんな感じ。作品を読んでいたら感想が違うんだろうなぁ。








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