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2008年12月まとめ [まとめ]

2008年も終わり。現在紅白歌合戦を流しながら、このエントリを書いています。
2008年12月は小説5冊、ノンフィクション7冊、マンガ1冊を読みました。
それらのまとめです。

●小説
今月読んだ小説のNo.1は「アヒルと鴨のコインロッカー」。伊坂幸太郎独特のテイストを保ちながらも、ミステリの要素が濃い、伊坂好きにも、ミステリ好きにもオススメできる作品です。


アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: 文庫



エントリはこちら
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-12-28

次点は「悪果」。大阪府警を舞台に、警察の暗部と言う重苦しいテーマを扱いながら、黒川博行独特の持ち味で人情味・生活感のあふれる、ある意味明るい書き方で描いている。
内容も、読み応えがある素晴らしいものである。

エントリはこちら
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-12-26


●ノンフィクション
今月のオススメは「その数学が戦略を決める」。何となく嫌悪感を描く人が多い、データに基づいた行動・戦略のすばらしさが分かる。

本書を読んで私が思ったのは、裁判員制度で司法改革をする様な意味のない試みはやめて、量刑については公式を作って、コンピュータに任せてしまった方が良いのではないかと言うことだ。
現在のデータマイニング技術は素晴らしいし、しかも透明性が高いので誤りがある場合はすぐに是正できる。
上記意見が極論に思えた人は本書を読んでみてほしい。そういう人にこそお勧めできる本なのだ。


その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める

  • 作者: イアン・エアーズ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/11/29
  • メディア: 単行本



エントリはこちら
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-12-02

次点は2冊。オススメなのは「服従の心理」。人間の良心を無条件に信じるような人には、ちょっときつい内容だけど、社会との関わりをたてない多くの人には読んでおいてほしい。
もう一つは「日本は財政危機ではない!」。こちらは、高橋洋一の本を読んだことのない人なら読んでみると良いだろう。内容はオススメできるのだが、他の本と比べて特段目新しいところが少ないのが難点である。

エントリはこちら
服従の心理
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-12-22
日本は財政危機ではない!
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-12-04


●漫画
今月読んだ漫画は1冊。「マンガでわかる統計学」は結構オススメです。英語版や、続編(回帰分析編等)も出ているみたいです。


マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学

  • 作者: 高橋 信
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本



エントリはこちら
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-12-29


今月は新堂冬樹の小説が外れだったのが残念。

今年一年で、235冊の本を読んだのですが、Blogを書き始めて良かったと思っています。
最初は図書館で同じ本をうっかり借りないようにと言う単純な思いから始めたのですが、記録を残してみると、同じテーマで違う作家が書いた本や類書との比較がうまくできるようになり、小説・ノンフィクションとも読書の楽しみが広がった気がします。

来年もいい年でありますように……。
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