早く完結したものを読みたい漫画No.1:ヒストリエ vol.5 [漫画]
やっと出たヒストリエの第5巻。
この漫画は非常に面白いのだが、発刊ペースが遅いのが玉に瑕。
本書のストーリー
故郷に帰ったエウメネスは、故郷の替わり具合を目にするとともに、過去の因縁が再発し、人を殺めてしまう。しかし、ちょっとしたことからマケドニア王フィリッポス(アレクサンドロスの父親)に拾われ、マケドニアに移住することになる。
マケドニアでのエウメネスは就職か進学を選ぶことになるが、図書館での書物の管理に引かれて就職を選ぶことになる。
アレクサンドロス大王の秘書官を主人公にした本シリーズは、絵柄も良いし、テーマも壮大で非常に興味をそそられる。こういう作品を描かせたら岩明均は非常にうまいと思う。
それだけに、早く完結したものを読みたくなるのだが、刊行ペースは非常に遅い。
面白い作品だけに、そこが非常に残念だ。
本書も、いろいろなエピソードが詰まっており、非常に楽しく読める。
私が一番印象に残ったのは、主人公のエウメネスが、元の主人に対して言う一言。
●人間はそれぞれスッキリしないものを抱えて生きている。それが普通。
●壁の外の世界はさまざま変化に富んで面白いよ…でも、強い覚悟を決めなきゃならないこともある。きみは無理をして城壁の外へ出るべきではないと思う。
結構きついけど、優しさもにじみ出ている印象的なシーンである。
☆☆☆☆(☆四つ)
他のBlogの反応はこちら等。
(ポジティブな評価のエントリ)
http://d.hatena.ne.jp/kanikani4/20090223/1235404051
http://blog.livedoor.jp/death6coin/archives/51176245.html
http://blog.livedoor.jp/takarayat/archives/52177298.html
http://usagiya.hontsuna.net/article/2164923.html
皆さん刊行ペースに言及しているのはご愛敬。
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