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文字通り軽い。ライトノベル・ミステリ:きみとぼくが壊した世界 [小説]


きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/07/08
  • メディア: 新書



西尾維新のライトノベル・ミステリ。
筆者の作品の中ではこのシリーズが一番好みだ。

【目次】
せんたくもんだい編
あなうめもんだい編
ちょうぶんもんだい編
ろんぶんもんだい編
まつばつもんだい編
えんでぃんぐ


本書はあらすじに触れると面白さが半減してしまうので、あらすじに触れることはしない。
ライトノベルらしいキャラクターのハッキリした主人公とヒロイン。
筆者らしい、二人のテンポ良い会話を中心に進むストーリー。
軽いトリックを中心に進むミステリ。
そして、高校生を主人公にしているだけあってぼんやりと思い出される若き日の感覚。

これらが織りなされて、独特の世界を持つ物語を見事に完結させている。
筆者のファンにはもちろん、筆者の本を始めて手に取る人にも勧められるシリーズである。

☆☆☆★(☆三つ半)

余談だが、本書には筆者が外連味たっぷりに語る読書観がちりばめられており、そちらも一見の価値がある。

他のBlogの反応はこちら等。
(ポジティブな評価のエントリ)
http://d.hatena.ne.jp/chen/20090505/p1
http://drupal.cre.jp/node/2645
http://haiiro-no-nousaibou.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-920a.html
http://library666.seesaa.net/article/109402269.html
http://yotu-books.seesaa.net/article/117416935.html
http://aboutagirl.seesaa.net/article/93483492.html

ネガティブな評価のエントリは無いんだけど、絶賛と言うほどの高い評価も無い。
筆者の作品としては、若干毛色が違うことは間違いない。私は逆にそういうところが好きなのだが……。







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