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どこに投票しようか悩む:比例代表編 [opinion]

予定通り衆議院が解散され、総選挙の投票日が8月30日になるとのこと。
当然、投票には行くのだがどこに投票しようかは非常に悩む。

まず、私の基本データ
年齢:30代前半
職業:会社員(SE)
年収:約680万円
家族状況:既婚、0歳の子供あり。
居住地:東京都(賃貸)

重視する政策は、大体以下の順番
1.世代間格差の解消
2.財政政策(ばらまき)以外の方法による経済成長
-----越えられない壁-----
3.子供への投資の増加
4.地方への投資を削減し、首都圏の投資を増やす
5.サラリーマン優遇

以下はどうでもいい争点
・ガソリン税、高速道路関係(車は持っていない)
・政治資金関係(現状でも不都合はない)
・環境関係(非現実的な数値を諸外国に約束しなければ何でもいい)

そして、自由主義的考えの持ち主なので、官よりも民がやる方がうまくいくと考えている。

これを前提に各党の施策を検討してみるのだが、基本的に都市に住んでいる若いサラリーマン向けの政党が存在しないことに愕然とする。
マイナスの意味でどこに入れていいか非常に悩む……。

まず、公明・社民・共産と言った弱者の味方系の政党は原則的に、経済成長を捨てて社会保障を充実させる(≒高齢者に手厚く配分する)政策が基本路線のように思われるため、選択する気になれない。

国民新党は論外。郵政民営化を逆行させるのを代表に効率の悪い官の役割を増大させ、地方への積極的なばらまきを主張している。ハッキリ言って、評価できるとことがない。


自民党か民主党かはどちらも短所が多いだけに悩む。

自民党の場合のメリットは、今よりはひどくなることがないという所。今以上にとんでもない政策に転換される恐れは極めて少ない。
逆に、デメリットは麻生総理続投によるばらまき政策の続行と、現状維持が予想されるところ。
早い話が悪くならないけど、良くもならないと思われる。現状を肯定的にとらえられる人なら良いけど、現状に不満を持つ人にはマイナスに写る。
私は、現状の経済対策は評価していない(失われた十年と同じようにばらまきを続けているように写る)ため、積極的に評価したくない。

他方、民主党のメリットは、過去の政策に縛られずに、自由な政策が出来ること。
国家財政健全化のために年金制度は既に破綻していることを発表して年金を解散したり、新産業の育成とスケールメリットによる防衛費削減のために武器輸出を解禁したりすることも可能だ。
上記の例はあまりに極端であり得ない例だろうが、自民党と官僚の癒着と思われる政策を撤回したり、不合理なのはわかっているけど過去の行きがかり上やめられなくなっている政策をストップしたりすることはできるだろう。「自民党政権が決めたことが全て悪い」と言えば済むのだからドラスティックな方向転換は今よりずっと容易になる
デメリットは、自民党以上に経済政策がトンデモだと思われるところ。
最低賃金の保障にしても、増税無き社会保障の維持にしても、農家へのばらまきにしても、経済成長の足を引っ張っているとしか思えない。国民新党と組んでいるのもマイナス。


どこを選ぶにしても世代間格差は是正されないだろうし、都市部に住むサラリーマンがより生活しやすくなるような政党は自民党が小泉路線と決別した今となっては存在しない。
マイナスが多いながらもどっちかを選ぶしかない。

現時点では民主党に入れて、国民新党・社民党が惨敗した(≒ばらまきと過度な弱者保護が否定された)上で民主党が過半数を制してくれるのを祈るのが一番いいと思っているが……。
投票日まで一ヶ月以上有るので、ぎりぎりまでは悩んでみようと思ってます。

次に余裕が出来たら小選挙区編を書くつもり。こっちは別の意味で悩ましいのです。






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