ラブコメ方向へシフト:図書館内乱 [小説]
【参考】
前作:「図書館戦争」のエントリ
前作「図書館戦争」から、よりラブコメ方向に進めたのが本書。
ラブコメなんだけど、あまりリア充の感じがしない、不思議な作風。
【目次】
一 両親攪乱作戦
二 恋の障害
三 美女の微笑み
四 兄と弟
五 図書館の明日はどっちだ
シリーズ第一作となる前作は、設定と世界観、キャラクターの魅力で魅せる小説だった。
第二作たる本書は、キャラクターの魅力を前面に出し、それを新たな登場人物とそれに付随する設定がバックアップするような印象に見受けられる。
そのため、キャラクターにまつわる恋愛模様が前面に出ていて、ラブコメ色の強い出来になっている。
本書で活躍するキャラクターも、
第1章は主人公:笠原&堂上、第2章は小牧、第3章は柴崎、第4章は手塚と
全てのキャラクターにまんべんなくスポットライトが当たるようになっている。
新たな設定が出てきたこともあり、次回を強く意識した作りになっており、楽しみの残る仕上がりである。
それにしても、”バランス”と”日和ってる”のは紙一重だねぇ。
☆☆☆(☆三つ)
他のBlogの反応はこちら
(ポジティブな評価のエントリ)
http://melmelclassic.blog62.fc2.com/blog-entry-75.html
http://blog.goo.ne.jp/maapu/e/d29476957c0c7532080fece2f58450fd
http://yaplog.jp/aoarasi1682/archive/717
http://easel.jugem.jp/?eid=843
http://ryouchi.seesaa.net/article/26022543.html
http://wallbreak.at.webry.info/200703/article_28.html
多くのエントリで言及されているように、作中に出てきた作品「レインツリーの国」は実際に筆者が小説として出版しています(よくみると、本書の表紙にも、描かれています)。
それこそ、図書館で借りてみようかな……。
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