続編の王道:密室殺人ゲーム2.0 [小説]
「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編。
本書は絶対に前作を読んでから読む方がいい。
あらすじはネタバレ防止のため省略。
本書は装丁・タイトルからもわかるように、ライトノベルっぽい奇抜なキャラクターが、謎解き中心の密室殺人に挑む内容。
密室トリック中心のミステリはどうしても不自然さが気になるのだが、本書はその不自然さを芸風に取り込むキャラクター作りが素晴らしい。
前作を読んだ私からすれば、序盤は何故こんな展開になっているのだろう??とミステリの謎解きそっちのけで気が散っていたのだが、読み進めるにつれて、前作をうまく継承して物語・世界観が作られているのが実感できる。
そして、一回そうなってしまったら、最後まで一気読みだ。
本書はストーリー・ミステリとしては邪道としての部類かもしれない。
しかし、前作との関係を考えると、続編の形としては王道を言っている。
是非1作目とセットで読んでみて欲しい。
☆☆☆☆(☆四つ)
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「密室殺人ゲーム王手飛車取り」→「密室殺人ゲーム2.0」と来たら、次は”密室殺人ゲーム・クラウド”なんてどうだろう?
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