必死って難しい:寄せの手筋200 [将棋]
私が本書を手に取った理由は2つ。
一つは天下一将棋会をプレイしてみて、短い時間の将棋で終盤の重要性を再認識したこと。
そして、もう一つはこのエントリで書評を書いた「その科学が成功を決める」に次のようなことが書いてあったからだ。
アプ・ダイタクホルスは、意識をそらせることで創造力が高まるかどうかを調べるため、いくつか実験を行った。
(実験方法の説明略)
(問いを出されてすぐ答えを考えた対照群とは逆に)
参加者のもう半数には、代わりに3分間コンピュータスクリーンを動く一つの点を目で追って、点の色が変わるごとにマウスをクリックするように頼んだ。
(後略)
そして、この実験では、問題を出されてすぐに答えを考えた対照群と比べて、3分間マウスのゲームをやったグループの方が斬新な答えを出す確率が高かったのだ。
この実験を見た私は、大好きな将棋で気分転換と創造力のアップが出来ないか考えて、本書を手に取ったのだ。
とはいえ、実際に創造力が高まったかどうかはわからない。
将棋に没頭しすぎて逆効果の気もするし、ひらめきが出てきた気もする。
また、私はあまり強くないので、本書は気分転換には若干没頭しすぎる何度だったかもしれない。
実践では終盤は詰めより確実に寄せていく方が楽なんだけど、問題集としてみたときは詰め将棋の方が手が絞れるだけに圧倒的に楽だ。
(詰め将棋は誤植がない限り詰むとわかっているので、考えやすい)
ひらめき力はともかく、短い時間の将棋における終盤の勘はアップしてると思うのだが……。
☆☆☆☆(☆四つ)
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やっぱり将棋系のブログばっかり。
とはいえ、本書はかなり評判が良いみたい。
私のような低い棋力のひとでもそれなりにわかりやすかったし……。
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