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再チャレンジの重要性:なぜ、この人たちは金持ちになったのか [投資・マネー]


なぜ、この人たちは金持ちになったのか (日経ビジネス人文庫)

なぜ、この人たちは金持ちになったのか (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: トマス・J. スタンリー
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 文庫



このエントリでも紹介した「となりの億万長者―成功を生む7つの法則」の続編。

読み方に注意が必要な部類の本だが、得るところは大きく、時間とお金を使う価値のある一冊だ。


【目次】
1 本当の金持ちってどんな人?
2 億万長者への30の質問
3 天才・秀才は金持ちになれない
4 チャンスとリスク、勇気と恐怖
5 金持ちになれる仕事、なれない仕事
6 金持ちになるための配偶者の選び方
7 買い物上手こそ金持ちへの道
8 金持ちの家をのぞいてみよう
9 億万長者のライフスタイル―現実と幻想
10 ミリオネア・マインドを身につけよう


まずはこの本の間違った読み方から。

それは、本書に書いていることを参考に、お金持ちになろうとすること。
本書は、お金持ちへのアンケートを基に、そこから得られたお金持ちの性質について書かれている。
しかし、本書でお金持ちの共通する性質(=ミリオネアマインド)を持っていながら、経済的に成功せず、本書の対象から漏れてしまった人も当然ながら数多く存在する。

これは簡単な生き残りバイアスの問題なのだが、本書を読んでいると、ミリオネアマインドを身につければそれだけで経済的に成功しそうな錯覚に陥ってしまう。

本書を読んだ人にも、こんな間違いをした人は多かったのではないだろうか?


では、次に本書の正しい読み方

それは、自分の限界を感じたとき、他人に理不尽な非難を受けたときに、本書で書かれているようなミリオネアマインドを思い出して、新たなジャンルに挑戦することだろう。

本書では、学校での成績がふるわない(でも、人一倍努力はしている)人が、社会に出た後に経済的に成功するケースが多いとしている。
本書では、残念ながら成功しなかった人を調査の対象にしていないので事実がどうであるかは分からない。
でも、学校の成績が悪くても、経済活動で成功する可能性がある――その可能性を信じて努力することは決してマイナスにはならないはずだ。

このように、社会通念上成功するパターンと思われている人以外の人・ルートでも成功を掴むことが出来る。
これが本書から学ぶ最大に意味がある事実だと思われる。


一回読んだ人も、まだ読んでいない人も、人間である以上必ず挫折する瞬間はやってくる。
そのときに備えて、本書を読んでおくことは必ず意味のある時間になるであろう。

☆☆☆☆(☆四つ)

他のBlogの反応はこちら
http://self-growth.seesaa.net/article/152193496.html
http://terrastheme.blog72.fc2.com/blog-entry-213.html
http://office-hirai.seesaa.net/article/150070895.html
http://ameblo.jp/honyomi-world/entry-10140990216.html
http://bestbook.livedoor.biz/archives/50653990.html
http://flowrelax.blog43.fc2.com/blog-entry-373.html

本書のエントリを検索すると、起業・投資でリスクを取っている人のブログが多く見つかる。
私は単なる勤め人だけど、こんなに多くの人がチャレンジしているのを見ると、日本の将来も明るいように思えてくる。






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