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今日は成人の日☆:20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 [自己啓発]


20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: ハードカバー



人生を縛っているように見える問題の多くはたいしたことがない。
人生はもっと自由に生きることが出来る。
諦めていた自由への情熱が再び燃え上がること間違いなしの、素晴らしい内容である。

【目次】
第1章 スタンフォードの学生売ります
自分の殻を破ろう

第2章 常識破りのサーカス
みんなの悩みをチャンスに変えろ

第3章 ビキニを着るか、さもなくば死か
ルールは破られるためにある

第4章 財布を取り出してください
機が熟すことなどない

第5章 シリコンバレーの強さの秘密
早く、何度も失敗せよ

第6章 絶対いやだ! 工学なんて女がするもんだ
無用なキャリア・アドバイス

第7章 レモネードがヘリコプターに化ける
幸運は自分で呼び込むもの

第8章 矢の周りに的を描く
自己流から脱け出そう

第9章 これ、試験に出ますか?
及第点ではなく最高を目指せ

第10章 実験的な作品
新しい目で世界を見つめてみよう

感謝の言葉


解説 「異質なこと」をする能力(三ツ松新)


最終第10章より引用。
わたしが伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を与えてください、ということなのですから。じつはこれこそ、私が20歳の時、あるいは30、40のときに知っていたかったことであり、50歳の今も、絶えず思い出さなくてはいけないことなのです。


本書はスタンフォード大学で起業とイノベーションの講座を持つ筆者が、16歳の息子が20歳になったときに伝えたいことをまとめて、本にまとめたもの。
起業とイノベーションを専門にするだけあって、チャレンジ精神に満ちており、人間の可能性を感じさせてくれる。

「20歳のときに~」というタイトルだが、実際は30歳でも40歳でも得るものはあるだろう。
むしろ、社会を惰性で生きている部分が出始めているならば、本書は新たな活力を与えてくれる。
引用したように、”自由”の価値と、それに対する渇望をふつふつと沸き起こしてくれるのだ。

自己啓発本は多々あれど、人生を変える力を持ったものはおそらく多くない。 そんな中で本書は、人生を変える可能性を秘めている素晴らしい一冊だ

☆☆☆☆★(☆四つ半)

最後に余談になるが、本書も指摘する日本社会の問題点を引用する。
リスクを取ろうとする意欲と、失敗に対する反応は、国によって大きなばらつきがあります。失敗したときの悪い面が多すぎて、個人がリスクに対して過敏になり、どんなリスクも取ろうとしない文化があります。こうした文化では、失敗が「恥」と結びついていて、若い頃から、成功の確率が高い決まった道を歩くよう教育されています。

この後に、シリコンバレーの起業文化と失敗から学ぶ大切さが来るのだが、日本は筆者が言う「恥」文化の国に属していることは間違いない。
ただでさえ、若年労働者が減っている中で、そうした文化は払拭していかないとますます日本は足を引っ張られると思うのだが……。

他のBlogの反応はこちら
http://d.hatena.ne.jp/gamella/20101106/1289049714
http://blog.livedoor.jp/mkainosho/archives/1135539.html
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/03/20-3.html
http://siawasetuikyu2.blog10.fc2.com/blog-entry-615.html
http://d.hatena.ne.jp/m2r/20100410/1270871777
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51718948.html

スタンフォードでは、こんな授業がされている。
振り返って、日本の有力大学(東大でも、京大でも、早稲田でも、慶応でも)ではどうなのだろう?
今は違うかもしれないが、少なくとも私が大学を出た10年ぐらい前は起業やイノベーションをテーマにして、学生に自由を追い求めることの講義をしているのは聞いたことがない。
これでは、彼我の差は開くばかりだろう……。





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