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自分を変える、他人も変える:スイッチ! [自己啓発]


スイッチ!

スイッチ!

  • 作者: チップ・ハース
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/08/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ダイエットを決意しても、ついつい甘いモノを食べてしまうのはなぜか?
試験の勉強をしなければいけないはずなのに、大掃除に逃げてしまうのはなぜか?

本書では、「分かっちゃいるけどやめられない」から脱出して、やるべき事をきちんと出来るようにするための方法が満載である。

【目次】
第1章 「変化」の三つの意外な事実 象使いに方向を教える
第2章 ブライト・スポットを見つける  
第3章 大事な一歩の台本を書く  
第4章 目的地を指し示す 象にやる気を与える
  第5章 感情を芽生えさせる  
第6章 変化を細かくする  
第7章 人を育てる 道筋を定める
  第8章 環境を変える  
第9章 習慣を生み出す  
第10章 仲間を集める  
第11章 変化を継続する   
さあ、スイッチしよう   
問題解決Q&A   
訳者あとがき


本書を読み終わったあと、表紙を見ると非常に興味深い。
人間が行動を変えるには、理性という「象使い」と本能という「象」が共に動く必要がある
象使いは頭はいいけど、力がなく、長い間パワフルな象を制御することはできない。
逆に、象は非常にパワフルだが、単純・近視眼的で、目先の利益に対して驀進してしまう。
両者を同じ方向に動かすのはとてつもなく難しいのだ。

ダイエットのように、理性ではやらなければいけいないことが分かっている行動でも、本能が反対している限り、理性は長期間本能を制御することはできないので、三日坊主で終わってしまう。

では、どうすれば本能を制御して、やらなければいけないことを遂行できるのだろうか?

そのためのTipsが本書には満載されている。

個々のTipsはどこかで見聞きしたことが多いかもしれない。
しかし、それがなぜ有効なのか?や、Tipsを統合して運用したときの威力が分かることが本書の値打ちである。
例えば、理性と本能の両輪で行動を変えることは、自分に対してだけではなく、他人を説得するときにも非常に有用であることが、本書を読めばよくわかる。

本書の値段は2000円弱。それを上回る値打ちがあるのは間違いのない一冊である。
だって、2,000円でダイエットとか英語の勉強を続けることができるなら、安いもんでしょ。

☆☆☆☆☆(☆五つ。満点)

他のBlogの反応はこちら。
(本書をポジティブに評価するエントリ)
http://seedinspire000.blog120.fc2.com/blog-entry-627.html
http://usamik.seesaa.net/article/177856539.html
http://blog.tokuriki.com/2010/09/post_551.html
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51849431.html
http://flowrelax.blog43.fc2.com/blog-entry-817.html
http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan/archives/51538129.html
皆さん高評価。
前作「アイデアのちから」もよかったけど、この兄弟は本当に目の付け所が良い。






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