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中国は日本に近いのかも:現代中国「解体」新書 [社会]


現代中国「解体」新書 (講談社現代新書)

現代中国「解体」新書 (講談社現代新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/06/17
  • メディア: 新書



中国における最新の世相をインターネットスラングを中心に解説した新書。
本書を読めば、中国人に親近感を持つことまちがいなし

【目次】
第1章 「八〇後」の消費熱
第2章 「八〇後」の仕事事情
第3章 新中国人の「恋と結婚」
第4章 貧富差距
第5章 地方と都市
第6章 環境問題
第7章 事件
第8章 ネット


日本における中国論は、脅威論か異質論が多く、リアルな中国人について知ることのできる書籍は意外と少ない。80年代、日本経済が絶好調だった頃の米国では日本がそのような捉え方をされていたのだろう。
日本が何時か辿った道を今の中国が驀進しているのだろう。

本書を読むと、中国人には意外と親近感を持つことができる。
「同じアジアの国として~」というのは、左派のお決まりのセリフだが、
本書に出てくる中国人の実像からすれば、そのセリフも理解できる。
欧米諸国の人々よりも、明らかに日本人に近いと思われる部分は多い。

もちろん、個人に親近感を持つことができるからと言って、国同士の外交は別物なのだが、中国という国自体を鵺のような掴みどころのないものとして怖がっている人は、是非本書を読んでみて欲しい。
異質に見える中国も、その中に住んでいるのは普通の人間であることがよくわかる

☆☆☆☆(☆4つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://neto.blog10.fc2.com/blog-entry-7304.html
http://vladimir-kyoto.seesaa.net/article/223064081.html
http://kia357.blog125.fc2.com/blog-entry-454.html
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http://d.hatena.ne.jp/the-world-is-yours/20110620/p3
http://d.hatena.ne.jp/the-world-is-yours/20110620/p1
本書の元ネタはインターネット経由の情報が多い。
ネットのヘビーユーザなら聞いた話が多くなりそうなことは、注意しておくといい。






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