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時代劇にも歴史あり:鼠小僧次郎吉 [小説]


鼠小僧次郎吉 (徳間文庫)

鼠小僧次郎吉 (徳間文庫)

  • 作者: 大仏 次郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1988/08
  • メディア: 文庫



昔の時代小説。
時代小説なんて何時の世の中も変わらないように見えて、きちんと進化していることがよくわかる。

時代小説は江戸時代が舞台だから、何時の世の中も変わらない……。
とおもいきや、時代小説は江戸時代という舞台に現代を写しているということが、本書のような昔の時代小説を読むとよくわかる。

今の作家がこのテーマを選ぶなら、もっと複雑な仕組みになっているだろう。
ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている」などでも書かれているように、娯楽小説でも複雑に・知的に進化していることがよくわかる。

この小説のレベルは高いが、今の感覚とは明らかに違う。
時代小説に飽きたら、目先を変える意味では有効かも。

☆☆☆(☆3つ)







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