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厳選ツイート:つぶやきのクリーム The cream of the notes [エッセイ他]


つぶやきのクリーム The cream of the notes (講談社文庫)

つぶやきのクリーム The cream of the notes (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/09/14
  • メディア: 文庫



森博嗣のツイート100個にそれぞれ解説がついた本。
解説文は筆者のエッセイでもあるので、「MORI LOG ACADEMY〈1〉」が好きな人だったら楽しめるだろう。


【目次】
何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである。
自慢をする年寄りは、悲観する年寄りよりは長生きしてもらいたい。
天気予報は当たらないというが、これよりも当たる予報ってあるか?
愛国心のような集団性を持つことが、人間の社会の基本だろうか。しかし、その基本が争いを個人から集団へと大きくする。
人の弱みにつけ込む最たるものとは、神である。
風向きが変わった、と喜ぶくらい、風を頼りにしていたのか。
土地に縛られているのは個人ではなく、集団である。
住宅の九割の価値を決める要因は、どこに建っているか、である。
つぶやくだけで良い。多くの普通の人の意見とは、その程度のものか。
長いものには巻かれろ、というが、それができるのは長くて柔らかい場合だけである。〔ほか〕


上記目次はAmazonからの引用だが、こうした感じのツイートが100個入っている。
目次を見て、興味を持ったら読んでみるといいだろう。

私が本書を見て思ったのは、ツイートから人が受け取る印象と、本人が解説として書いている思考の間には若干の開きがあるというところ。
イチイチ本人に確認をしたりしないので表面化はしないが、Twitterでもギャップの存在は同じようなものだろう。

面白いことを書く能力が世間で認められている売れっ子作家のつぶやきを抜粋したものなので、水準的にはTwitterを手当たり次第に読むよりは間違いなくく面白い。
また、100個全体を読みきると、筆者の思考から得られるものも多い。
簡単に読める割には実りあるオススメできる本だ。

☆☆☆☆(☆4つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/gust_notch/20120921/p2
http://no-hitotsubu.jugem.jp/?eid=688
http://kori.air-nifty.com/choko/2012/02/229-b172.html
http://twilightapeman.at.webry.info/201110/article_4.html
http://d.hatena.ne.jp/esse-re/20120209/1328786974
http://blog.livedoor.jp/tbon/archives/4209994.html






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