現場の思いとシステムの設計:極北ラプソディ [小説]
「ジェネラル・ルージュの凱旋」で北に飛ばされた速水、「極北クレイマー」で財政破綻した市のお荷物市民病院を立て直すことになった世羅。
この二人の物語が交差する続編が本書だ。
本書の見どころは、医者として人を救うという目的が同じ速水と世羅だが、アプローチは百八十度異なる。
医療の現場で一人でも多くの人を見ることによって人を救おうとする速水、医療を取り組むシステムの歪みをなくすことによって人を救おうとする世羅。
この二人の間を中間の立場で行ったり来たりする今中医師の視点を通じて、患者を救う思いと全部をカバーできない問題点・悩み。そうしたものが見えてくるのが本書の見どころだ。
このシリーズも定番化してきたので、シリーズのファンなら間違い無く楽しめることの出来る一冊といえるだろう。
☆☆☆★(☆3つ半)
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最近は白鳥・田口が出ないほうが面白いんじゃないかと思い始めてます……。
ココログのほうに、トラックバックありがとうございました!
この本は面白かったですよね。
海堂さんはずっと追いかけて読んでいます。
出来はいろいろですが~医療についても気になる内容が多いですね。
充実したご紹介がたくさんありますね~これから楽しみに読ませていただきます。
so-netもやっているので、思わずniceもしましたが~こちらはお人形メインのブログ‥
ブクログもやっております♪
by sana (2013-03-02 21:42)