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悪魔は身近に潜んでる:良心をもたない人たち [社会]


良心をもたない人たち (草思社文庫)

良心をもたない人たち (草思社文庫)

  • 作者: マーサ スタウト
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2012/10/04
  • メディア: 文庫



本書に出てくるような人には絶対に関わってはいけない

たまに身近な人々を巻き込んだサイコパスによる犯罪がニュースになると、なぜこんな人々に関わるのか?という点が不思議でならなかった。
だが、本書を読むと、世の中には程度の差こそあれ良心を持たずに他人を傷つける人が一定数居て、そうした人々が無駄に魅力的で、善良な市民の人生における落とし穴になってしまっている事態が非常によく分かる。

【目次】
1 ジョーのジレンマ
2 氷人間スキップ
3 良心が眠るとき
4 世界一、感じのいい人
5 なぜ人は身近なサイコパスに気づかないのか
6 良心をもたない人の見分け方
7 なにが良心のない人をつくりあげるのか
8 となりのサイコパス
9 良心はいかに選択されてきたか
10 なぜ良心はよいものなのか


本書で紹介されている良心を持たない人々(サイコパス)にも種類がいっぱいいる。
少数派なのは、たまに大事件を起こす殺人・傷害を志向するサイコパス。こうした人々は目立つが、数は少ない。実際、収監されるサイコパスの割合は普通の人よりも低い。

サイコパスの多数派は、他人を踏み台にして自分の人生を謳歌している。
頭脳明晰な人々は良心に縛られることなくビジネスの世界で大成功する。
それよりも能力が劣る人々は中間管理職や雇われ店長として、部下をいたぶることに快感を見出す。
もっとやる気のない人々はヒモになって人の稼ぎを吸い尽くす。

どの種類のサイコパスにせよ、関わった善良な人々の人生は台無しになる。
だが、悔しいことに、サイコパスには独自の魅力が存在し、初見では人を引き付けるサイコパスが多いのだ。その理由としては、人類に備わっている未知への好奇心が悪影響しているとする説や、サイコパスの自由奔放さに惹かれることが多いという事があるらしい。

日本文化は「継続」を重視する文化なので、サイコパスに関わって自分の人生に重大な危機が迫っていても、そこから離れることが文化的に良とされない。
例えば、初めて入った会社の上司が部下を何人も追い込んでいるサイコパスだった時に、会社をやめることが出来るだろうか?あるいは、結婚した相手が働かず、自分の稼ぎにたかるだけの人だった時にスパっと離婚できるだろうか?
いずれも日本文化では難しいだろう。

だが、人生には本当に逃げなければならない時もある
そうしたことを実感させてくれる、ある意味で怖い一冊だ。

☆☆☆☆☆(☆5つ。満点!)

他のBlogの反応はこちら。
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小説だとサイコパスは結構有名で、最近だと「悪の教典」の主人公が典型ですね。






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コメント 1

のらん FC2

トラックバックありがとうございます☆この本、マジで怖いですよね・・・。
やっぱり友人の上司が精神病質気質のようで、トラブル続出だそうです・・・気がついている人はごく少数みたいで。
by のらん FC2 (2013-07-05 23:03) 

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