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何を根拠にこの人は主張しているのだろうか??:医者が教える 本当に病気を治す医者の選び方 [健康]


医者が教える 本当に病気を治す医者の選び方

医者が教える 本当に病気を治す医者の選び方

  • 作者: 岡本 裕
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2013/08/30
  • メディア: 新書



えーと
詭弁の見分け方の例題としては使えるんじゃないかな?
【目次】
01 ダメ医者は症状を抑え、病気を治す医者は原因を取り除く
02 病気を治す医者は、東洋医学をタブー視しない
03 「とりあえず~」「様子を見ましょう」と言う医者は、信用してはいけない
04 病気を治す医者は「医者ができることは限られている」と知っている
05 あなたは、ダメ医者にとって「おいしい患者」になっていないか?
06 「診察時間が3分」の医者は、信用してはいけない
07 看護師や病院のスタッフの評判で、その医者の「目線」がわかる
08 初歩的な質問にもきちんと答える医者は信用できる
09 「すぐ検査をする」「たくさん薬を出す」のがダメ医者である
10 金づかいが派手な医者は、疑ったほうがいい
11 腕のいい医者ほど、処方する薬は少ない
12 病気だけなく、患者自身のことも質問するか?
13 セカンドオピニオンを積極的に勧めてくれるか?
14 「病気を治すのは医者だ」という態度で診察していないか?
15 薬のやめどきを、きちんと説明してくれるか?
16 治療の選択肢を示し、一緒に選んでくれるか?
17 精神的なケアまで、ちゃんとサポートしてくれるか?
18 ダメ医者は、だらだら薬を出し続ける
19 降圧剤を出し続ける医者が、「ボケ」患者を増やす
20 頭痛薬をすぐに出す医者は信用できない
21 「コレステロール値は低いほどよい」はウソ
22 糖尿病患者に投薬治療しかしないのは、ダメ医者である
23 「寝たきり」「ボケ」老人は、睡眠剤と精神安定剤の薬漬けで生まれる
24 抗生物質をかんたんに出すのはダメ医者
25 本当に病気を治す医者は、患者に「薬をやめろ」と言える
26 ダメ医者ほど、薬のことを知らない
27 多くのダメ医者は標準的な3大療法だけで、治ると信じている
28 「手術が成功したらがんは治る」は大間違い
29 余命告知は、天気予報よりあてにならない
30 がん治療の第一歩は生活習慣の見直しから
31 最も役立つ治療は、がん生還者のアドバイスである
32 大学病院やがんセンターは治療よりも教育・研究を優先している
33 新薬の治験は、患者のために行っていない
34 病気が治ることと“健康"は、別のことである
35 健康とは、ただで手に入れられるものではない
36 「医者の言うとおりにすれば元気で長生きできる」は大間違い


目次を見れば、ツッコミどころが多すぎるのに気づくと思う。
まず、信頼性を出すために「01 ダメ医者は症状を抑え、病気を治す医者は原因を取り除く」とか、「17 精神的なケアまで、ちゃんとサポートしてくれるか?」と言った誰にも反論できない一般論のような内容を混ぜ込む。

次に、「06 「診察時間が3分」の医者は、信用してはいけない」とか「33 新薬の治験は、患者のために行っていない」のように今の医療制度の矛盾のようなものを挙げて共感を集める。

そうした準備を整えた上で、「19 降圧剤を出し続ける医者が、「ボケ」患者を増やす」、「21 「コレステロール値は低いほどよい」はウソ」の様に怪しい本人の主張を混ぜ込んでくる。
参照としてその主張を補強する論文が書いてあれば少数意見でも自分で信ぴょう性の確認ができるのだが、それすら書いていないのでどういう根拠で筆者が主張しているのか意味がわからない
さすがにマイナー学説からの引用だとは思うが、自分の経験からしか主張しないN=1論法である可能性が否定出来ないのが怖い。

患者のことを第一に考えるべきと主張するなら、読者がきちんと判断できる出典や根拠を示して欲しかった。

☆★(☆1つ半)






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