一生モノの財産を身に付けろ:シングルの頭の中、100が切れない人の頭の中 [スポーツ]
ゴルフのレッスン本。
技術的な内容についてはコースマネジメント中心のよくある内容だが、ビジネスマンとしてのゴルフへの関わり方を書いた部分は面白い。
【目次】
第1章 5打縮まるコースマネジメントの発想力
コースで実力どおりの結果を出すには?
同じ距離を打つにもさまざまな選択肢がある ほか
第2章 パット&ショットはシンプルに考えよう
ミスの原因になるヘッドアップをなくす方法
プロとアマの差が最も大きいのがパッティング ほか
第3章 イメージがメンタルタフネスを鍛える
ゴルフがうまくなるには目的に応じた手段を取ることが重要
パープレーで回るためには強い決意と目標設定が必要 ほか
第4章 仕事ができる人はゴルフもうまい
ゴルフが上達しないのはサラリーマンだから?
ゴルフのラウンドや練習の時間をどうやって捻出するか ほか
第5章 残念なゴルファーは頭を使ってない
寒い冬は読書で上達のヒントを
気温が下がってきたら、体を温め、軟らかめのボールを使う ほか
目次を見てわかるように、1章2章はよくある内容。
強いて言うなら、私達から見て十分に上手なシングルプレーヤーでもアマチュアのトップレベルと比べると差があるということがわかるのが面白い。上手になったらなったで改善点がいくつも出てくるのはどんなスポーツでも共通なのだろう。
そうした技術面・精神面の内容よりも本書が面白いのは、ビジネスマンとしてのゴルフ上達法。
3章、4章あたりは本当にビジネスマンが読めば面白く読むことが出来る。書かれている内容はやや極論なので、真似をすることは出来ないが、技術論よりもゴルフの上達に役立つことは間違いない。
そして、本書で一番納得したのは、次のフレーズ(記憶で書いているので、表現は違っているかも。趣旨は同じです)。
若いうちに手に入れたゴルフの腕前は一生モノの財産
ゴルフにかぎらず、スポーツや芸術の腕前全てに言えることだけど、お金は産まないが人生を豊かにする自己投資のことを考えるのもいいものだ。
☆☆☆★(☆3つ半)
著者のエントリはこちら。
http://ceo.livedoor.biz/archives/52340866.html
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