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仕事のやり方を改善する学術的に保証されたやり方:世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント [自己啓発]


世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント【第3版】

世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント【第3版】

  • 作者: G.マイケル キャンベル
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2011/07/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



IT業界に努めている身からすると常識なのだが、プロジェクト・マネジメントは世界標準の技法であり、学ぶことでひと通りの基本は身に付けることが出来る
だが、プロジェクト・マネジメントとは縁遠い業界では初歩の技法すら学ぼうという発想にならない。

プロジェクト・マネジメントはソフトウェア開発や建築といった限られた業界のものではなく、どんな業界でも使うことの出来る標準的な知識だ。本書は簡単な割に、中身の質は高い初心者向けの一冊なので、プロジェクト・マネジメントという考えを学んだことがないビジネスマンには最適だ。

【目次】
1 プロジェクト・マネジメントの威力
2 プロジェクト定義フェーズ
3 プロジェクト計画フェーズ
4 プロジェクト実行フェーズ
5 プロジェクト・コントロール・フェーズ
6 プロジェクト終結フェーズ
7 プロジェクト・マネジメントの効果を上げる組織とソフトウェア


プロジェクトというと、どんなことを想像するか?プロジェクトというのは、反復的な定型業務(アルバイトでも出来るような業務)以外のほぼありとあらゆる仕事をプロジェクトと定義できる
例えば、経理担当の派遣社員の採用といった小さな仕事でも立派なプロジェクトということが出来る。だが、プロジェクト・マネジメントの技法に詳しくない人は、大規模建築やスペースシャトルの打ち上げなど、大規模なプロジェクトを想像するケースが多いのではないだろうか?

小規模なプロジェクトを「プロジェクト」と認識せずに、定型的な仕事と認識している限りその仕事の効率化は感と経験を頼りに自分の感性で薦めるか、前例踏襲で効率化を諦めるかの二択になる。
だが、どんな小さな仕事でもそれを「プロジェクト」と認識して、プロジェクト・マネジメントの標準的な知識を使えば無駄なリスクを避けた上で、最短で目的に達することが出来る
一つ一つは小さな進歩でも、そうした進歩が数多くの小さな仕事で積み重なれば大きな差となっていく。そして、その差は仕事のできる・できないと言った評価にシビアに跳ね返っていく。

今までプロジェクト・マネジメントなど考えもしなかったサラリーマン。特に、定型業務を行っているという先入観にハマりやすい財務・購買・人事といったどの会社にも存在するコスト部門の人はぜひ本書でプロジェクト・マネジメントの初歩を学んで欲しい。
仕事の質・スピードが一段とアップするはずだ。

☆☆☆☆(☆四つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/rk611/20070628/p1
http://d.hatena.ne.jp/takeboruta/20100923/1285192907
http://sorareadbooks.at.webry.info/201203/article_3.html
http://masterka.seesaa.net/article/214146410.html
http://d.hatena.ne.jp/yagian/20080910/1221018794

ちなみに、本書を読めば仕事のデキる上司・デキナイ上司の見分け方が簡単にできるようになります。
学んだ経験があるにせよ、感やセンスでやっているにせよ、本書で記されているような基本をおおきく外れている人は基本的に仕事ができない上司です(運の良い人はそれでも結果を出すことが有るのですが……)






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