精神と時の部屋で休めればいいのに……:休む技術 [自己啓発]
言いたいことはわかるし、書いてあることは正論。
だけど、読者が求めているのはもっと違うところなんだろうな……という内容。
【目次】
1章 暮らしをゆるめてこまめに休む技術
せっかく休んでも、休んだ気になれないのはなぜ?
「仕事の不安」が休みをつまらなくしている ほか
2章 からだをゆるめて休ませる技術
その眠気、「睡眠不足症候群」です
睡眠の取り方を変えれば、パフォーマンスを上げられる ほか
3章 上手に休んでパフォーマンスを上げる技術
仕事モードをリラックスモードに一瞬で変える方法
休憩でワーキングメモリの機能をチャージする ほか
4章 人間関係を休む技術
「気を遣いすぎて疲れる」こころの奥には、対人不安が潜んでいます
つらくなったら、人間関係を「休む」日があってもいい ほか
5章 「やらなきゃダメ」を休む技術
予定に追われて毎日イライラしていたら
頑張り屋さんだって、休まなければ息切れするのは当たり前 ほか
本書の内容は休養の重要さを説く部分が大半。残りは少ない時間で休養の効率を高めるTipsだ。
書いてあることは極めてまともだし、社会人をある程度やっていると休むことが下手な人はパフォーマンスを上げることが難しいのもよく分かる。
そういう意味では本書はいい内容なのだが、誰しもが実践できるとは限らないのが難しいところだ。
本書を手に取る殆どの人は、休みを取ることの重要性が分かっていない人ではなく、休みを取りたいのに取ることができない人たちであるはずだ。
そういった人の要望に本書が答えているかというと、該当部分は少ないと言わざるをえない。Tipsで役に立つ部分もあるのだが、全体から見た割合はごくわずかだ。
いい内容なのだが、わざわざ買ってまで得た内容が多いかと言われると悩む。
いかにも評価の難しい一冊だ。
☆☆☆(☆三つ)
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