小さくでもいいから稼げる人にならないと……。:稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方 [自己啓発]
昨日の「クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道」に続く、大前研一の提言。
「クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道」が国家に対する提言メインなのに対して、本書は個人に対する提言。
多くの人にはこちらのほうが役に立つだろう。
<【目次】
〈まえがき〉 一人一人の「稼ぐ力」が問われている
第1章〈現状認識Part1〉
日本企業は今、何に苦しんでいるのか
第2章〈現状認識Part2〉
これからの日本企業に必要な人材とは
第3章〈新しい働き方研究〉
世代別「稼ぐ力」をどう鍛えるか
第4章〈企業経営分析〉
産業“突然死"に備えるケース・スタディ
第5章〈人材教育〉
求む! 日本と日本企業を強くする新世代人
〈あとがき〉この国をダメにした「偏差値」を廃止せよ
[特別英語講座]大前流プラクティカル・イングリッシュ習得法
本書で語られているのは、個人の稼ぐ力向上のススメ。
個人が稼ぐ力を向上させることで、その集合体である日本も上向くというのが筆者の願いのように見受けられた。
本書で語られている内容もさすがとしか言いようがなく、中期的には単純作業や、やり方を指示されたとおりに動く仕事はコンピュータに置き換わるか、単純労働で外国に出て行ってしまう。
今の日本人が働いているレベルの給与を確保しようと思ったら、目に見える形でお金を稼ぎだす必要があるのだ。
お金を稼ぎだす方法は色々あり、筆者も様々な例を出しているのだが、大きく分けると①新規事業の創出、②不採算事業の立て直しをグローバルで実行しなくては、本当のエース級にはなれないと説いている。
日本人すべてがエース級の人材になれるわけではないが、中位・低位の人材もトップのレベルを正確に知っておくのは、自分の目指すべき道を決めたり、人生設計をする上では重要だ。
あまたある自己啓発本のように読んだ後に高揚感がえられたり、根拠なくできそうな気分になるものではないので、レッドブルの代わりに使うことはできない。
だが、本当にグローバルのトップを見た人が考える内容に触れられるので、より深い考察が出来る内容だ。
☆☆☆☆★(☆4つ半)
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