普遍的な正義はありうるのか?:ハーバード白熱教室 世界の人たちと正義の話をしよう+東北大特別授業 [哲学]
ハーバード白熱教室 世界の人たちと正義の話をしよう+東北大特別授業
- 作者: マイケル・サンデル
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/12/29
- メディア: 単行本
マイケル・サンデルが世界各国で公開講座を行った時の講義録。
哲学専攻のサンデル教授としては、「正義」は人類である以上共有しているはずで、どんな国であれ理解し合えるものだと考えているのだろう。
本当に世界のどの国とも「正義」を共有できるのか?
これは私が本書を手にとって確認したかった一番の中身だ。
自由や世間とのつきあいかたを学ぶ:中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ [哲学]
中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
- 作者: 竹田 青嗣
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/07
- メディア: 新書
哲学とはなにか?
なぜ、生活の役に立たない(と思える)哲学を人類は発明したのか?
哲学を学ぶことは何に対してプラスなのか?
そういったことが明らかになる、中学生だけでなく大人にとっても読み応え十分の一冊。
サンデルのファンブック?:サンデルの政治哲学-<正義>とは何か [哲学]
マイケル・サンデルの著作を通じて、彼の思想をわかりやすく解説した入門書。「これからの「正義」の話をしよう」や、「ハーバード白熱教室講義録」に於いてマイケル・サンデルはあえて自分の思想を強く出していない。
大ヒットしたサンデルの著作を読んで、彼の考える答えはどこに有るのだろう?と疑問に思った人が読むに最適な入門書兼ファンブックである。
ロールズ 政治哲学史講義 I&Ⅱ:政治哲学を本格的にやりたい人のガイドブック [哲学]
ジョン・ロールズがハーヴァード大学で30年余にわたって練り上げた講義録。
ハーバードの講義が元ネタとなっていても、一般向けに手が多く入っている「これからの「正義」の話をしよう」とは異なり、講義録そのものなので、かなり歯ごたえがある。
その分、内容は深く、得るものも多いのだが……。
市場は非常に有効なツール。では、それの限界は?:それをお金で買いますか――市場主義の限界 [哲学]
東大生も負けてない:ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業 [哲学]
白熱教室の作り方:サンデル教授の対話術 [哲学]
「ハーバード白熱教室」で一躍有名になった、ハーバード大マイケル・サンデル教授の授業法に焦点を当てた一冊。
第一章、第二章がサンデル教授本人の授業法、教育に関する考え方についてのインタビュー。インタビュアーは千葉大の小林正弥教授だ。
そして、付論で小林教授がサンデル教授の授業法「対話型講義」についての解説を行っている。
あれだけの授業を行う人が、教授法について語った本なので、内容は非常に豊富であり、得るものの大きい一冊だ。
和風コミュニタリアン:ひとりでは生きられないのも芸のうち [哲学]
「日本で「正義」の話をしよう サンデル教授の特別授業」で有名なマイケル・サンデルは共同体の価値を重んじるコミュニタリアンとして有名だ。
そのサンデル教授が日本で一番有名なコミュニタリアンなら、筆者はおそらく次に有名なコミュニタリアンだろう。もちろん、類型的なコミュニタリアンとは違うのだろうが、私には、筆者が最も日本らしいコミュニタリアンに映る。