マンションが特別悪条件とは思えない。:限界マンション ―次に来る空き家問題 [その他]
最近増えてきた空き家本の一種。
ロジックは人口減から空き家の増を予言するもので、目新しさはあまりない。
本書は、一軒家ではなくマンションにターゲットを当ててるので、むしろマンションの活用についてのほうが興味深い内容だった。
同族経営の最大のリスク:「西武」堤一族支配の崩壊 -真実はこうだった! [その他]
単なる色物ではない本当の棋士。:棋士マイケル・レドモンド [その他]
プロの囲碁棋士マイケル・レドモンド九段が囲碁との関わりを中心に今までの自分の人生について書いた自伝。
囲碁の棋譜なども出てきて、囲碁のルールを全く知らないと面食らうのだが、米国に生まれて囲碁のプロになるために日本にやってきた(そして、九段という高位のプロになってしまった)人生は、囲碁を全く知らない人にも面白く読めるだけのバラエティに富んでいる。
タグ:マイケル・レドモンド ☆☆☆☆
社会を変えるのは会議じゃないと思います。:イノベーション・ファシリテーター ― 3カ月で社会を変えるための思想と実践 [その他]
イノベーション・ファシリテーター ― 3カ月で社会を変えるための思想と実践
- 作者: 野村恭彦
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/05/16
- メディア: 単行本
フューチャーセッションの意義・やり方を説明した一冊。
そもそも、フューチャーセッションの意義に共感していない人やフューチャーセッションという単語を初めて聞く人は置いて行かれる内容になってしまっている。
私のようにファシリテーションスキルの本だと思って手に取ると、壮大な肩透かしを食らう。
個性的なビルがいっぱい:いいビルの写真集 WEST [その他]
高度成長期に作られた関西の個性的なビルを対象にした写真集。
表紙にあるような個性的なビルがたくさん出てくるので、表紙に惹かれた人は見ると楽しめるだろう。
反対に、最近のビルによくあるようなシンプル&上質を狙った外観が好きな人には響かない写真集だ。
タグ:☆☆☆ BMC(ビルマニアカフェ)
戦略論のショーウィンドウ:戦略論の名著 - 孫子、マキアヴェリから現代まで [その他]
戦略論の名著 - 孫子、マキアヴェリから現代まで (中公新書)
- 作者: 野中 郁次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 新書
戦略論のガイドブック。
名著とされている古今12の戦略論(詳細は後述の目次参照)についての概要と、その本は何がすごいのか?を簡単に紹介している。
本書だけを読んで、戦略論に対するアンチョコ的な使い方をしてもいいし、本書を読んで気になった戦略論に本格的に取り組んでもいいだろう。
特別な人が生まれた背景:あんぽん 孫正義伝 [その他]
孫正義の人間面にフォーカスを当てた伝記。
ルポライターの筆者には、ビジネス的な素養はなく、孫正義がビジネスで成功した理由やビジネス上のターニングポイントについては殆ど触れられていない。
反面、孫正義の過去・生い立ちに対する取材力は素晴らしく、どのような環境が孫正義を産んだのか、本書を読めば非常によく理解できる。
タグ:佐野眞一
マリメッコの基礎を作ったデザイン集:マイヤ・イソラ Maija Isola [その他]
サブタイトルは、「マリメッコを輝かせた、伝説のデザイナー」。
人気ファッションブランド「marimekko」の基礎を作ったとも言える一人のデザイナーの伝記。
といっても、文字の部分は非常に少なく、マリメッコのデザイン写真がふんだんに収納されている。デザイン画集に伝記パートがチョット付け加わったという方がイメージは正確だろう。