歴史コラム:経済は世界史から学べ! [歴史]
現在の経済ニュースに関係する世界史の知識を解説した本。
Amazonの紹介などでは、「経済を理解するための世界史」というトーンで紹介されているが、経済に関する部分の解説は不十分・不正確。
世界史部分の解説は面白いので、本書は経済の本ではなく、歴史の本として分類されるべきだといえる。
本編より注釈のほうが値打ちかな:大学でまなぶ日本の歴史 [歴史]
最新の研究をもとにした通史。
「大学で学ぶ」とタイトルに入ってはいるが、通史なので専門分野に入り込むことなく、わかりやすい記述が保たれている。
分量も大したことがないので、日本史をしっかり学んだことがない人にとっては最適の入門書。
日本史を高校時代にしっかり学んだ人にとっては、出典欄が一番役に立つガイドブックという位置づけだ。
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不況は国のいろんなことを危うくする:昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 [歴史]
昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 (ちくま新書 1136)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/07/06
- メディア: 新書
このエントリで取り上げた「昭和史」はジャーナリストが書いた歴史だが、本書は学者が最先端の研究結果から描き出した昭和史。
「昭和史」をはじめとする俗説には誤っていることも多く、後述するように本書によってかなりイメージが変わった人物も存在する。
高級外車を粗末に扱ったりはしませんよね。:奴隷のしつけ方 [歴史]
もちろん国民的性質は変わってない:昭和史 1926-1945&昭和史 戦後篇 1945-1989 [歴史]
外国人に外国の歴史を教えるということ:ハーバード白熱日本史教室 [歴史]
歴史は将来を予言できる:高層建築物の世界史 [歴史]
沖有人氏の本なんかを読むと、タワーマンションの価値は低層建築物をはるかに上回っているように思える。
でも、週刊誌なんかだとタワーマンションの構造上の危険性やメンテナンスの問題を強く主張しているものも有る。
そもそも、日本以外での高層建築物の位置づけってどうなってるんだろうか?
なんて思っちゃった人に最適の一冊。
高層建築物の歴史、国ごとの事情がわかり、今後の不動産の行く末を考えることが出来る材料になる。
本当に「効く」のはこの語り口:仕事に効く 教養としての「世界史」 [歴史]
小説家にこそ取り上げて欲しい人物:小栗上野介-忘れられた悲劇の幕臣 [歴史]
ミーハーコラム:日本史の謎は「地形」で解ける [歴史]
Chikirinさんが「個人資産100億円みたいな人のお金の使い方」なんてエントリを書いていた。
人によって使い方は異なるのだろうが、歴史上、東京の大金持ちがやってきたお金の使い方の一つとしては、広い土地を購入して緑地を後世に残す。というものが有る。
六義園・芦花公園・旧古河庭園……現代の東京に住む我々はこの恩恵に十分に預かっているのだ(鳩山会館なんかも将来的にはそういう扱いになっていくのかも)。
反対に、大阪は東京と対比すると余り緑地が残っておらず、緑の少ない都会になっている。
と、このように地形と歴史に関する筆者の考察がまとめられた本書。余り厳密な書き方をされておらず、学術的な内容というよりもコラム集といったほうがしっくり来る内容なので、スキマ時間にあまり気を入れずに読むような読み方ば向いている。