単なる悲観でも、無意味な楽観でもない現実:デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論 [経済]
元ゴールドマン・サックスのアナリストで、現在は日本の文化財修復会社で社長を務める筆者が語るニッポン経済復活への方策。
筆者は日本の観光業、日本経済について様々な本を出しているのだが、本書が一番言いたかった内容(=集大成)なのだろう。
バブル時代から日本を見続け、なお、見捨てていない筆者の提言には学ぶべきところが非常に多い。
これじゃ救われない:日本を救う数式 [経済]
セックスも恋愛も経済学からは逃れられない:セックスと恋愛の経済学―超名門ブリティッシュ・コロンビア大学講師の人気授業 [経済]
セックスと恋愛の経済学―超名門ブリティッシュ・コロンビア大学講師の人気授業
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/01/01
- メディア: Kindle版
タイトル通り、最近の恋愛に関する風潮を経済学で解き明かす本。
人間は自由意志で恋愛していると思っているのだが、経済学で説明できる事象に影響されている部分は非常に大きい。
変な恋愛マニュアルを読むぐらいなら、本書のほうが実践的で役に立つこと間違いなしだ。
タグ:☆☆☆☆★
ブラック企業を避けるのは簡単だ:進め!! 東大ブラック企業探偵団 [経済]
日本はこれから豊かになる?:10万年の世界経済史 [経済]
原始時代から産業革命後までの世界経済を概観し、
それぞれの時代に豊かさを決めるのは何か?
についての考察を行った一冊。
筆者がまえがきで書いているように、本書は
「文庫 銃・病原菌・鉄」の経済バージョンのような内容を目指した作りになっている。
タグ:☆☆☆☆ グレゴリー・クラーク
民主党はこういう人を雇うべきですね:日本人と経済―労働・生活の視点から [経済]
貨幣の価値は皆の思いの中にある:21世紀の貨幣論 [経済]
貨幣とはなにか?について経済の最先端の知識を使って解説した一冊。
貨幣誕生の歴史を紐解き、貨幣の意義・価値の源泉についてわかりやすく解説している。
お金の誕生について、
物々交換の経済において、保存・取引相手を見つける手間を解消するために、腐りにくく持ち運びしやすい貴金属が貨幣として使用されるようになった。
と習った人、思っていた人は是非本書を読んでみて欲しい。
貨幣の存在意義が保存や価値測定に存在しないことがはっきりと理解できるようになる。
タグ:フェリックス・マーティン ☆☆☆☆
池田信夫の本ですね:日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント [経済]
日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント
- 作者: 池田 信夫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「21世紀の資本」の解説という体裁だが、実際は池田信夫が自説について述べた本といったほうが正しい。
地方の豪邸より東京のあばら家:年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学 [経済]
年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学
- 作者: エンリコ・モレッティ
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2014/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
居住地がどれほど年収に影響するかを明らかにした一冊。
産業のない地域の大卒より、イノベーション産業が栄えている都市の高卒のほうがはるかに年収が高い。居住地は、大卒・高卒の壁を超える影響度で年収に影響するのだ。
タグ:エンリコ・モレッティ ☆☆☆☆☆
日経新聞クオリティなんだよな……:日本経済を変えた戦後67の転機 21世紀日本の源流をたどる [経済]
日本経済を変えた戦後67の転機 21世紀日本の源流をたどる (日経プレミアシリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: 新書
戦後から1990年代までの日本経済のトピックを並べた本。
ただひたすらにトピックが並べられているので、興味を満たす以上の知識を得るためにはさらなる補足が必要になるのだが……。