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カネが回っていないのがすべての原因:地方創生大全 [社会]


地方創生大全

地方創生大全

  • 作者: 木下 斉
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: 単行本



地方再生のプロが、現在の間違えた地方創生に対してダメ出しをする一冊。
東洋経済の連載がベースになっている。

本書の主張は非常に単純で、「地方が衰退する理由はまともにカネを稼ぐ場所がないから」と当たり前のことを言っているに過ぎない。
ところが、本書で"ダメな例"として書かれている内容は非常に興味深く、上記の当たり前のことが全く地方では理解されていないことが非常によくわかる。

本来、過疎も少子化も原因は地方ではまともな仕事がないということに尽きるのだが、そこには目をつぶって無駄な税金が垂れ流されている様子が非常によくわかる。

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これじゃ救われない:日本を救う数式 [経済]


日本を救う数式

日本を救う数式

  • 作者: 柳谷 晃
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2016/02/29
  • メディア: 単行本



筆者の肩書を見たらまっとうな数学者のようだったので興味を持って読んだのだが……。

本書の内容では誰も救われません

本書の内容は単なる清貧の思想と言うか、あきらめを勧める内容なので、なんの解決にもなってないのが残念だ。

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地方は消費地である。:地方都市を考える 「消費社会」の先端から [社会]


地方都市を考える  「消費社会」の先端から

地方都市を考える 「消費社会」の先端から

  • 作者: 貞包 英之
  • 出版社/メーカー: 花伝社
  • 発売日: 2015/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



地方都市について、できるだけ「邪念」なく考える。

こう書かれているように、本書は地方都市の現状を分析した一冊。

「地方再生はどうすべきか?」とか「沈没する地方にしがみつくな」とか、自分の主張に合わせた改善策を語る書籍は数多いが、フラットに地方の現状を見ようとする本書のような本は貴重である。
また、内容も(左派系の引用が多く)好みは別れるだろうが示唆に富むもので、読んでみて損はない一冊だ。

内容がフラットなだけに、本書を読んで何を思うかは非常に分かれそうな内容ではあるのだが。

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結婚制度は一つのツールに過ぎない:37歳からの婚活 [社会]


37歳からの婚活 (扶桑社新書)

37歳からの婚活 (扶桑社新書)

  • 作者: 大西 加枝
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2016/04/30
  • メディア: 新書



冒頭に「職業・仲人」で「独身」という記述が出てきていきなりもやっとする始まり。
※なお、現在はご結婚されているらしく、あとがきにはそう書かれてました。
だが、読み進めてみると意外と着眼点は悪くなく、気づきを与えてくれる内容出会った。

特に、筆者が主張する「(良い意味での)結婚と恋愛の切り離し」については、多くの人が考えるに値するテーマだと思う。

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多数決は過去の遺物か:「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する [数学]


「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する

「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する

  • 作者: 坂井 豊貴
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/07/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



母集団の意見をより忠実に反映する決め方は何か?
というテーマについて論じた一冊。

小学校のころから当たり前のように使われている多数決は数学的には母集団の意見を正確に反映できない。
多数決を使うことにどんな問題があって、より正確な母集団の意見の反映に向いた決め方は何か?
これらについて書かれた非常に面白い一冊だ。

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