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読み進めるのが辛かった:楽園の眠り [小説]


楽園の眠り (徳間文庫)

楽園の眠り (徳間文庫)

  • 作者: 馳 星周
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 文庫



久しぶりにあたった気分の悪い小説。
とは言っても、出来が悪いのではなく、内容で気分を重たくさせられる劇薬小説だ。

本書のテーマは児童虐待。
そして、そのテーマの多くがそうであるように、救いは殆ど無い。
その救いの無さが本書の特徴であり、読んでいるものの心を沈ませる。

小説自体の出来は悪くない。むしろ、最後が駆け足な点を除けば、いい出来だと言っていい。
救いのないテーマがいい出来で書かれたら――朝の電車で読むには向かない小説が出来上がる。
それが本書だ。

本書を手に取る人には警告したい。
児童虐待をテーマにした、救いのない小説ですと。
それでもチャレンジしたいと思う人には、間違い無くお薦めできる。

☆☆☆★(☆三つ半)

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なかなかに評判。そして、重たい。





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