マンションコミュニティに突っ込むには最適のネタ本:「マイホームの常識」にだまされるな! 知らないと損する新常識80 [投資・マネー]
「マイホームの常識」にだまされるな! 知らないと損する新常識80
- 作者: 長嶋 修
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 単行本
不動産に関する興味を持って調べ始めてわかったのは、不動産に関しては古い常識に縛られている人が非常に多いとということ。
匿名掲示板:マンションコミュニティを見ていれば非常によく分かる。
そうした、ちょっとアレな意見に対して専門家の見地からまっとうな意見を述べているのが本書。
配偶者や資金援助してくれる親など、身近な人に古い意見の人がいたら、専門家の意見として本書を見せてみよう。
【目次】
第1章 家は「買う」もの?「借りる」もの?
賃貸事情とローンに関するウソ・ホント
第2章 よし、買おう! と決めたら知っておくべき
住宅価格と契約に関するウソ・ホント
第3章 どこに住むのが便利でお得?
場所の選び方と地価に関するウソ・ホント
第4章 絶対に欠かせない設備には何がある?
家の仕様や保険に関するウソ・ホント
第5章 夢の庭付き一戸建て! 注意すべきポイントは?
一戸建ての価格と寿命に関するウソ・ホント
第6章 一戸建てよりマンションの方が気楽かも
マンションの管理と維持に関するウソ・ホント
第7章 リサイクルとカスタマイズが「時代」でしょ!
中古の価値とリフォームに関するウソ・ホント
第8章 手放すその日、愛すべきわが家は売れるのか?
中古市場の見通しに関するウソ・ホント
本書の内容は、当たり前の内容が多いし、筆者の他の著書やWebでの主張と重なる所も多い。
そういう意味で、不動産について最新の状況をよく調べている人は、露出の多い筆者の意見に触れる機会は多いだろから、さほど目新しい知見は得られないだろう。
本書が役に立つのは、10年以上前の常識を引きずっている人たちへの反論。
未だに「年をとったら賃貸は借りられなくなる」とか「新築は広告費や人件費がかかってるから高い」とか「ローン期間は短い方がいい」と言った主張をする人は数多い。
一般人だけではなく、専門家を称する人や有名ブロガーでもそうしたことを書いている人も多数いる。
そうした俗説を信じきっている人で、不動産購入を考えている人は本書を読んでみるとイイ。
2013年(出版時)現在の常識が理解できるはずだ。
身内に古い意見の人がいたら、本書の出番。
是非、現在の考え方を知ってもらおう。
☆☆☆★(☆3つ半)
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