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身も蓋もない真実:勝ち馬に乗る! [自己啓発]


勝ち馬に乗る! やりたいことより稼げること

勝ち馬に乗る! やりたいことより稼げること

  • 作者: アル ライズ/ジャック トラウト
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



勝ち組になりたいか?
ならば他人のふんどしで相撲を取るのだ!!

成功のための身も蓋もない真実の一端を示した本。
【目次】
ピール牧師は間違っている
「ねぇ、パパ、五〇〇〇万ドルちょうだい」
穴馬
対抗馬
本命
会社の馬
商品の馬
アイデアの馬
他人という馬
パートナーという馬
配偶者の馬
家族の馬
馬を替える
もう言い訳はやめよう

成功するために自信を持つのは正しい道ではない。成功して自信をつけるのが正しい道だ。
のっけから人を喰ったような出だしで始まるこの本には、成功のためのオッズが例示されている。

勤勉な馬:100倍
IQの馬:75倍
学歴の馬:60倍
会社の馬:50倍
才能の馬:25倍
趣味の馬:20倍
地の利の馬:15倍
宣伝の馬:10倍
商品の馬: 5倍
アイデアの馬:4倍
他人という馬:3倍
パートナーの馬:2.5倍
配偶者の馬:2倍
家族の馬:1.5倍

このように、一番成功の確率が高い本命群は家族・配偶者・友人によるコネだ。
きれいごとを言っても、世の中は生まれた時点でスタートラインに差がついている。
おそらく、ダンコーガイの娘(まだ小さいらしいけど)がBlogをはじめたら、そのアクセス数を超えられる日本のBloggerなんて一握りしか居なくなるだろう。つまりはそういうことだ。

次の本命群は他人のアイデア・商品に乗っかること。Book-offのバイトから社長にのし上がったこの人なんかが典型だ。「お母さん社長が行く! (NB Online book)」人の優れたアイデアに初期段階から参加する。能力は格段に優れている必要はない。
最も、決して無能だといっているわけではない。ただ、同じぐらい優秀で不運を囲っている人との差は、優れたアイデアに早くコミットできたかどうかの運の差だ

それから離れた対抗群は趣味だったり、才能だったり、アピール力だったり。それでも努力や学歴といったものよりはあるかに重要。
そして、才能・趣味といったものは人に支援してもらって初めて生きるのだと説く。

最後に、一番割に合わない穴馬群は学歴だったり、会社だったり、努力だったりする。
真面目で、いい会社でがんばって、なんていうのは一番効率が良くない。

世の中で成功するための一番の早道は他人の力を利用すること。
Blog界で最もマッチョなダンコーガイだって、いい馬に賭けて運よく成功したからあれだけ自信家で居られるというのが、本書の説く世界観における身も蓋もない結論。

でも、成功する人にはそんなの常識であるらしい。。
ダンコーガイは「何で社会を利用しないのか」って言っているもの。

ちなみに、この本を鵜呑みにするような人に言っておくと、他力本願一点賭けは危険。一点賭けの危険性はこちらを参照。
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-03-14

☆☆☆☆(☆四つ)

※小飼弾氏を引き合いに出したのはBlog界で一番しっくり来るたとえだから。他意はありません。



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