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じゃあ自動車を売るにはどうすればいいのだろう [opinion]

昨日は夜遅くなったので、その続き

自動車が売れなくなっている? 当然だと思うよ
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-04-21-1

昨日考えたように、自動車が売れなくなっていると言うニュースはよく出るけど、自動車がこれから自然回復的に売れるようになっていく見込みは薄い。
日本経済が奇跡的に世界を上回る発展を見せて、給与所得が上がっていけば売れるようにもなるだろうけど、そんな楽観的な予測はどんな強気のエコノミストからも聞かれないし、現実もそうなる可能性は限りなく低いだろう。

じゃあ、どうすれば売れるようになるかを考えてみた。
ここで考えたのは昔の人は自動車が必要だから買っていたのか?ということ。
どう考えても昔の人が必要だから買っていたわけではないし、経済的に余裕があったからでもない(将来を楽観できたと言うのはあるのかも)。
昔の人が借金してまで車を買ったのは、社会全体で車を使った新しい生活をうまく提案できていたからだ。
車を通じた夢が売れていたと言ってもいいだろう。

車を持って彼女とドライブに行くとすごく楽しい。むしろ、彼女と楽しく過ごすには車が必須。
住宅すごろくの上がりである校外の一軒家で車を持っていると、楽しい家族を築くことが出来る。むしろ、幸せな家庭に車がないことはありえない。
この二つがうまく理想の物語として提案されていたから、自動車が支持されたのだと思う。

ところが、今の時代は彼女とデートに行く場所は車がなくても楽しめる場所のほうが人気になった。
校外の一軒家は目標ではなくなり、賃貸・分譲を問わず都心のマンションのほうが人気になった。
つまり、車を売る原動力だった物語に魅力がなくなってきたのだ。

いま、自動車メーカーがやるべきなのはガソリン税の引き下げを要求することではなく、今の時代にあった車を持つことが輝いて見える物語を提供することだ。

任天堂は子供の遊びとして目の敵にされていたTVゲームに対して、Wiiによって家族団らんのツールとしての物語を与え、TVゲーム復活を成し遂げた。
自動車メーカーも難しい道だとは思うが、車を持つことが輝く新しい物語を提供できなければ復活は成し遂げられないであろう。

じゃあ、どういう物語がありうるかと言うと、今の自分には考え付かない(簡単に考え付くなら転職して広告代理店にでも行きます)。
このあたりはまだ考えてみるし、いいプランがあればトラックバックやコメントでおしえてほしい。

今日も遅くなったのでこのあたりで……



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