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お手軽、お気楽のブラック小説:黒笑小説 [小説]


黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)

黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 文庫



東野圭吾のブラック小説短編集。
大きく分けると小説家の裏面を描いたパートと、ライトな下ネタパートに分かれる。

どの短編もあっさりと読み応えがありながらも、ニヤリとさせられる。そういう点ではさすが東野圭吾であると言える。

個人的には売れない小説家シリーズの寒川心五郎が一番お気に入りで、から回りっぷりがたまらない。
これを書いているのが日本有数の売れっ子作家と言うのは皮肉だが、小説家の内実を誇張たっぷりに楽しく読ませてくれる。

小説家パート、ライト下ネタパートとも、腹を抱えて大爆笑と言う笑いはない。
しかし、どの短編を見ても含み笑いでにやけてしまうことは間違いなし。
にやりと笑いたい人にはオススメの、安定した面白い小説である。

☆☆☆(☆三つ)



他のブログの反応はこちら等。
どのブログを見ても、反応は短め。私がエントリをかけなくなったのかと一瞬思いましたが、短編集だとエントリの長さはこのようなものみたいです。
http://emity0310.blog34.fc2.com/blog-entry-851.html
http://zuckerbaby.exblog.jp/8033542/
http://poppoppop.exblog.jp/8682269/
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コメント 2

えみ

TBありがとうございました!

確かに短編って短くなりがちですよね☆
by えみ (2008-06-01 14:14) 

book-sk

>えみさん
コメントありがとうございます。
長編だとあらすじとか、感想で長く書けるのですが、短編だとどの話が良かったぐらいしか書く事がなくなりますからね。
連作短編だと又話が違うのかも知れませんが。
by book-sk (2008-06-01 19:27) 

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