マクロビオティック礼賛エッセイ:地味めしダイエット [その他]
本書はちょっとしたレシピこそついているものの、レシピの記述は曖昧で、レシピ集として買うと後悔する。
しかもタイトルに反して、ダイエットに直接役立つカロリー制限や筋力アップについての記述も存在しない。
(長い目で見ると生活改善によってカロリーは制限されると思うが……)
本書は横森理香のエッセイとして楽しむのが正しい読み方だ。
【目次】
第1章 地味めしダイエットの鉄則
第2章 玄米生活でカラダもココロもぴっかぴか!
第3章 玄米地味めし生活実践編―まずはキッチンを立て直そう!
第4章 地味めしダイエットを続けるコツ
第5章 超おいしく超簡単な地味めしレシピ
本書を貫く基本思想はマクロビオティック。
自然食品・オーガニックを素晴らしいと評価し、生成された食品(上白糖、精製塩、白米等)や乳製品、肉類についてはなるべくとらないようにすることを勧めている。
本書の様な見解を信じるべきかどうかについては個人差があるだろうし、私も十分な知見を持っていないので断言は出来ない。
しかし、本書で勧められているような食生活が多かったはずの戦前から比べても、現代では栄養状態・寿命・体格と言った値は改善しているのであり、無条件で信じるのは危険だと思われる。
そういう意味では100%信じるのではなく、こういう考えもあるんだ程度に聞き流し、たまに自然食風の食事を取ることがいいのだと思う。
その程度でもカロリー制限にはなるだろうし、そのぐらいの割り切りがあった方がダイエットにも有効だと思われる。
☆☆★(☆二つ半)
他のBlogの反応はこちら等
(ポジティブな評価のエントリ)
http://blog.livedoor.jp/nomurakia/archives/50998511.html
http://haneusagi.tea-nifty.com/diary/2009/09/post-480f-1.html
http://mareemonte.exblog.jp/5700840
http://miniminimini.seesaa.net/article/3844698.html
http://www.nakahara-lab.net/blog/2006/09/post_392.html
http://teabooks.seesaa.net/article/5679487.html
文章が汚いとかくだけ過ぎと言った評価が多いのが気になる。
別に学術論文とか純文学といったジャンルじゃないんだし、エッセイならこんなもんだと思うのだが……
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