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劇画でみる日本の歴史:太平記―マンガ日本の古典 [漫画]


太平記〈上〉―マンガ日本の古典〈18〉 (中公文庫)

太平記〈上〉―マンガ日本の古典〈18〉 (中公文庫)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫



太平記(中)―マンガ日本の古典〈19〉 (中公文庫)

太平記(中)―マンガ日本の古典〈19〉 (中公文庫)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 文庫



太平記(下)―マンガ日本の古典〈20〉 (中公文庫)

太平記(下)―マンガ日本の古典〈20〉 (中公文庫)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 文庫



さいとうたかをが描く太平記。
マンガ日本の古典という、教養っぽいタイトルながら、劇画の巨匠らしくエンタテイメントとして十分に成立させている。

著者の後書きにあるように、映像では数万の大群を描くのは難しく、マンガの方が太平記を描くのに向いている。筆者のその言葉を表すように、本書は太平記の魅力を十分に引き出していると言えよう。

本書は足利尊氏を主人公とした「太平記」の正統をマンガに仕立てている。
キャラクターはさいとうたかをの特徴有るキャラクターで、非常に男らしいと言うか、男臭い活力に満ちている。
足利尊氏などは中東でテロを起こしそうな人相で描かれているが、そのあたりはご愛敬。

分量も、吉川英治「私本太平記」等に比べると漫画文庫3冊にまとめた本書はうまく圧縮しており、それだけに取っつきやすい。

本書を読んで太平記を面白いと思えば、吉川英治なり、森村誠一なり、原典なりにステップアップするのがいいだろう。

子どもにも、時間のない大人にも、初めてで取っつきにくいと思っている人にもオススメできる。

☆☆☆★(☆三つ半)





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