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日航は将来の○○○○を映す鏡?? [opinion]

The Gucci Post「日本航空再生は不可能」より
http://guccipost.jp/cgi-bin/WebObjects/12336a3d498.woa/wa/read/sq_126408e9b53++6+/#tgl6

日航の再生が難しい理由として、
1.独自の価値、効果的に儲ける手段がない
2.競合が多く、かつ、強力
3.市場自体が豊かでない、伸びしろがない
と言った理由を挙げている。
(私の理解です。間違ってたらごめんなさい)

確かに、いちいち当てはまる。
逆に旧三公社なんかは、
・NTT→競合はあるけど、情報通信と言う市場が飛躍的に伸びる環境には恵まれた。独自資産も豊富。
・JR→独自価値が高い。
(この理屈で言うと逆に人口の多い場所にアクセスできない、北海道・九州・四国のJRは厳しいかも)
・JT→市場は長期的には先細りだろうけど、競合は少ない。
と、比較的恵まれていたこともわかる。

でも、こうして考えると日航の次に頭が行ってしまう……。

今回、日航がこんな状態になったけど、私にはこれって数年先の日本郵政の姿に見えてならない。役人体質で大きなレガシーコストを内在しているのも同じだし、組合も同じように強い。

そして、
2.の競合については、小包分野では既にヤマト・佐川の後塵を拝している。
3.の市場についても、電子メールがこれだけ普及すれば郵便の先細りは明らかだ。
私もここ数年受け取る手紙・はがきは、年賀状・冠婚葬祭・DMだけだ。ここ数年で確実に減ってきていると思う。しかも、DMはヤマト運輸のメール便で来るものも増えている。

1.の独自価値についても、本業の手紙・はがき・小包を送るという分野ではあまり目につくものは無い。
但し、ここには例外があって、切手・はがきの販売ではかなりの利益を上げていると思われる。
NTTがテレホンカードで大もうけ(売れたけど使われていないものが多い)したのは有名だが、基本的に金券・ポイントの類の儲けはかなりのものだ。

このように、破綻した日航とある意味では似たような要素がそろっている日本郵政。
本当は民営化の議論の中で、将来の破綻に備えた議論が有ってもいいはずなのだが……

個人的には、将来的に破綻するのならさっさと民営化して、”株主の自己責任”で、税金のかからない破綻処理が可能な環境を整えておくのがいいと思います。





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