鉱脈を掘り当てたかも:粘膜蜥蜴 [小説]
「粘膜人間」の続編。
本書を薦める基準は実にシンプルだ。
前作を楽しめた人は買い、前作がイマイチだった人は見送り。
つまりは、そういう作品なのだ。
本書は、前作「粘膜人間」と世界観を共有しつつ、登場人物は全く異なる作品。全回は河童を巡るホラーだったが、今回は蜥蜴人間を巡るホラーになっている。
ホラーなので、ネタをばらすことは避けるが、恐怖感・不快指数・エロ度合いなど、前作とほぼ同じ。強いて言えば、若干グロい描写が減ったかもしれないという程度。
本書については、あまり多くを語ることはない。
この世界観が好きな人だけが、どっぷりと浸かればいいのだろう。
とは言っても、筆者は最近では明らかに傍流に追いやられているホラーというジャンルで、このように無事続編を出すことが出来ている。しかも、この世界観はまだまだ広がる余地がたくさんあり、続々編も十分に可能。
そう考えると、筆者はそれなりの鉱脈を掘り当てたのかもしれない。
☆☆☆★(☆三つ半)
他のBlogの反応はこちら
(本書をポジティブに評価するエントリ)
http://asayomi.seesaa.net/article/151145698.html
http://chocolatberry.blog23.fc2.com/blog-entry-78.html
http://d.hatena.ne.jp/h-moto/20100516/1274004554
http://ameblo.jp/pan-darlin/entry-10544537756.html
http://softandhard.txt-nifty.com/softhard/2010/05/post-1021.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kikyosyobo/59838680.html
皆さん高評価。
そして、続編も本当に出るらしい。
筆者は本当にこれ一本で食べていけるんでは無かろうか??
【参考:私が書いた前作の書評】
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2009-02-09
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