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税金のはらいかた:フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。 [投資・マネー]


フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

  • 作者: きたみ りゅうじ
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2005/12/08
  • メディア: 単行本



事業所得を得て、確定申告をする場合は、必ず読むべき一冊。
そして、給与所得しかない人も、日本の税の現場を知るためには読んでおいた方が良い。
サラリーマンがいかに搾取されているかがよくわかる。

【目次】
第1章 税金ってなんぞや?
第2章 カシコクいこう社会保険
第3章 記帳業務はシゴトの家計簿
第4章 ムダなく納税の青色申告
第5章 知らずにすまない消費税
第6章 いずれは見すえる法人化
第7章 しのびよる税務調査の影


本書は、フリーランスの筆者が、匿名の税理士の先生に確定申告についての質問をぶつけていくことで話が進む。質問自体は、実際にフリーランスとして確定申告に苦心している筆者から発せられる質問なので、実践的で、非情にためになる。
そういう意味で、本書は事業所得を得て確定申告する人には必読の書であると言っても良い。
単なるきれい事ではなく、ぶっちゃけ多話どうやって税金を安くするかを語っているところが素晴らしいのだ。

そして、本書はサラリーマンにも是非読んでみて欲しい。
サラリーマンだと、医療費がかかったときや住宅を購入したときぐらいしか確定申告をすることはないし、その確定申告もテクニックの入る余地はない。

一方で、筆者の様な事業所得者は、様々な手を駆使して税金を節約することが出来る。
西原理恵子の「できるかなV3」を読んだときも同じように思ったが、サラリーマンがどれだけ搾取されているかがよくわかる。
ぶっちゃけた話、農家や物書きの人と同じ収入だったら、手取りは確実にサラリーマンの方が下になる。

今の税務署の人員では公平を実現するための十分な調査は行えないのだが、本書を見ていると公平を担保しようとする姿勢すら税務署には見えないのが腹立たしい。

本気で腹が立ったサラリーマンは、「「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう」を併せて読んで、本書の知識を活かした節税をやってみるのも良いだろう。

このように、税金について役立つ知識と腹立つ実体が分かる本書。
税金を納めている人には自信を持ってオススメできる。

☆☆☆☆(☆四つ)

ところで、私はコンサルタント営業の部署にいたこともあり、知識にお金を使って得をすることは否定しない
でも、税の公平性を損なうことを一番の付加価値にしている税理士という職業は認めたくないし、それが成り立つ余地のある今の税制にはとてもじゃないけど納得いかない。

他のBlogの反応はこちら
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51987580.html
http://www.ideaxidea.com/archives/2010/03/tax_knowledge.html
http://shoulder.jp/archives/010282.php
http://datsusarao.blog31.fc2.com/blog-entry-99.html
http://emasaka.blog65.fc2.com/blog-entry-729.html
http://mmaehara.blog56.fc2.com/blog-entry-1656.html
皆さん高評価。
実際のフリーランス家業の人のエントリでも絶賛されているので、本書は非情に使えるのだろう。





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