政治家の給与削減を主張する人は必読:職業としての政治 職業としての学問 [社会]
職業としての政治 職業としての学問 (日経BPクラシックス)
- 作者: マックス・ウェーバー
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/02/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
第二次大戦前のマックス・ヴェーバーの公演が元ネタ。
その後の時代を生きている私達からすれば、その見通しの正確さには感嘆せざるを得ない。
【目次】
職業としての政治
職業としての学問
確か大学時代にも、本書に挑戦しようとした記憶があるが、翻訳のまずさに挫折。
ところが、本書は難しい内容ながらも、まあ読める。
日経BPクラシックスシリーズは翻訳に安定感があるので、昔挫折した人にも再チャレンジをお薦めできる。
本書の内容も当然のことながら素晴らしい。
政治家が職業政治家になっていく・ならざるを得ない状況をうまく説明しており、本書が書かれてから1世紀近く立った今読み返すと、筆者の読みは正確であったことがよくわかる。
その筆者は、政治家に必要なものを本書で述べており、その内容も諸手を挙げて賛成できる内容だ。
私の理解は不十分だと思うが、それでも得るものは多い。
政治家に高い給与を払うとカネ目当てのゴミみたいな人間しか集まらないので、政治家の給与は削減するべきだと思っている人は必読。
問題は、そんなところにあるのではないのだ。
☆☆☆☆(☆4つ)
他のBlogの反応はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/Adlestrop/20110815/p1
http://d.hatena.ne.jp/ankotaiyaki/20110709/1310214368
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http://mayuharu21.at.webry.info/200904/article_25.html
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20101120/1290213752
ちなみに、「職業としての政治」の方が「職業としての学問」より圧倒的に面白い。
多くのエントリでもそうみたいなので、多分そんなもんなんだろう。
タグ:マックス・ウェーバー ☆☆☆☆
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