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宣伝方法が間違っている一冊:30分で英語が話せる [自己啓発]


30分で英語が話せる

30分で英語が話せる

  • 作者: クリス 岡崎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/05/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ダイヤモンド・オンラインの連載で本書を知ったのだが……。
明らかに宣伝する媒体を間違っている。
【目次】
【第1章】あなたの知っている「700語」で英語が話せる
【第2章】「6つの発音」を直すだけで英語が通じる
【第3章】文法で大切なのは「1つ」だけ
【第4章】楽しみながら英語を学ぶ方法
【第5章】最新の「700語」をチェックしよう


本書で書かれているのは、700語で会話は成り立つのだから、臆せずにネイティブの人にどんどん話しかけましょうということ。
これ自体は何も間違えていない。

英語圏に旅行にけばわかるが、中学生ぐらいの英単語でも旅行者として目的地に行って食事をするぐらいならどうとでもなる。たどたどしい英語でも伝わるだけなら十分可能なのだ。
そうした意味では、筆者が言うように、完璧を求めて尻込みせずにどんどん話しかけましょうというのは正しい。

が、そうしたアドバイスは、初めて海外旅行に行く学生や高齢者に向けたアドバイスで有るべきだろう。
本書が宣伝されていたダイヤモンド・オンラインを読むようなビジネスマンには的はずれなアドバイスだ。

多くの日本人ビジネスマンが求めている”英語力”は、実用的な速さで文章が読め、ビジネスに関する正確な意思疎通ができるレベルだし、あわよくば、仕事を通じた友人として外国人と交流できるレベルであるはずだ。
そうしたレベルを求める人にとっては、本書は当たり前すぎて何の役にも立たない。

私のように、ダイヤモンド・オンラインの記事を見て手にした人ははっきり言って失望したのではないだろうか?

書いていることは(レベルはともかく)もっともなので、初めて海外旅行に行く人や、英語を学び始めた中学生ぐらいの読者にならオススメだ。

☆☆★(☆2つ半)

他のBlogの反応はこちら。
と、いつものように紹介しようと思ったけど、amazonでキャンペーンをやったらしく、クソみたいなエントリが検索上位を占めていたので断念。
もうちょっとまともな売り込み方法があると思うのですが、本書のレベルだと最大瞬間風速を狙うしか無いんですかね。






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