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海外移住のいろはのい:日本を脱出する本 [その他]


日本を脱出する本

日本を脱出する本

  • 作者: 安田 修
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/08/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



海外移住の手引き書。
海外に移住するにあたっての、査証・永住権のとり方、生活基盤の作り方、簡単な注意点などをまとめた本。

日本脱出版の”地球の歩き方”といったところか。

この本に書いていることぐらいは自分で調べられないと海外移住なんてできっこないが、よくまとまっているので、手間を省いたり、最後のチェックには非常に有用だ。

【目次】
第1章 日本脱出は簡単にできる
1 日本脱出とは?
2 日本脱出の基礎知識
3 日本脱出方法

第2章 短期で海外移住する
1 旅の延長で移住する
2 3カ月以内の短期移住という方法
3 1年間の移住という方法
4 1年以上滞在したいときは?

第3章 海外で働きながら移住する
1 海外で働く
2 就労手続きの基礎知識
3 30歳までの人は「ワーキングホリデー」
4 職業別・海外就職の動向
5 仕事の探し方
6 海外で起業する

第4章 永住権を取得する
1 永住権を取る
2 35歳以上で誰でも簡単に取れるフィリピンの特別永住権
3 ハードルが低い南米の特別永住権
4 アメリカの永住権
5 ハードルの高い公募永住権
6 投資永住権という手段
7 最も簡単な婚姻という形

第5章 海外でリタイアメントする
1 リタイアメント移住制度
2 永住権が取れる、就労ができる制度とは
3 リタイアメント制度の比較
4 不動産投資で海外プチリタイアを楽しむ

第6章 海外生活で注意するポイント
1 不動産の基礎知識
2 海外の教育環境
3 保険と医療
4 日本人コミュニティと食生活
5 日本との連絡手段

付録 役立つ参考情報
1 知っておきたいこんなこと
2 査証手続きに必要となる書類
3 日本の公的諸手続き
4 在外日本公館業務
5 各国の要覧


私が本書を読んで非常に興味を持ったのは、世界各国で「リタイアメント査証」・「投資家査証」という形で居住権や永住権を付与している国がたくさんあるということ。

その国に投資をしたり、多額の資産を持っていて金利・年金で生活できる人には住んでもらって、投資と雇用を産み出そうとする思想のもと、居住権・永住権を積極的に与えている。

この制度は日本でもぜひ取り入れるべきではないだろうか?

今の日本は高齢化から来る需要不足も相まって、デフレから脱却する気配が見えない。
日本の人口が減っていくことによる労働力不足に危機感を持って移民を認める(労働査証を積極的に認めようとする)まっとうな意見は散見されるが、治安の悪化や失業率の悪化を招くものとして反対も根強い。

だが、リタイアメント査証や投資家査証なら、お金持ちが多いので治安を悪化させる要因にはならないし、結構な需要を生み出してくれる。
労働力の問題は解決しないものの、需要不足に対する対策としては、かなり有効なように見える。

まずはリタイアした人や投資家の外国人を呼び込むことによって、日本における鎖国気質を和らげることにも役立ちそうだ。
副作用らしい副作用もないのだから、ぜひこの政策は推進するべきだ。

本書の内容とは直接関係がないが、世界の国が居住者を道扱っていることを知ることによって、日本の現状を考えることのできる本であった。

☆☆☆(☆3つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://bullerbyn.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-ca1d.html
http://mota2009.blog28.fc2.com/blog-entry-188.html
http://otsu.seesaa.net/article/226598133.html
http://wakubuku.seesaa.net/article/227372460.html
http://actkhuz.sakura.ne.jp/2011/08/post_1985.html
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2011-08-25

賛否両論あるけど、移住・日本国について考える切っ掛けになっているのは確か。







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