SSブログ

暗闇の決闘:エスピオナージ [小説]


エスピオナージ

エスピオナージ

  • 作者: 麻生 幾
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本



麻生幾といえば、スパイ小説。
本書もその例に漏れず、スパイの特殊な世界を描いた小説だ。

最近のスパイ小説のブームは、対中国。
尖閣諸島問題を始め、対中国のニュースには事欠かないので、小説も中国をテーマにすることが多いようだ。

ところが、本書は対ロシアの謀略戦をテーマにしている。
ロシアのスパイを日本の外事警察が追い詰める内容だ。

この手のスパイ小説は、一般の人には縁遠く、現実味を感じられないテーマだろう。
だが、現実に行われていることでもある。
国家公務員として就職するとカウンターインテリジェンスの研修を義務づけられていることもあるのだ。

本書の描く世界は決して絵空事ではない。本書の出来も十分な水準だ。
とは言え、スパイ小説はワンパターンになりがちなので、マンネリの人は避けたほうが良いかも。

☆☆☆(☆3つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://km-sewing.seesaa.net/article/58424464.html
http://blog.goo.ne.jp/sky7dddd/e/df5fc5d69dd3aadf80ad824c687e0571
http://crutonpapa.at.webry.info/201105/article_44.html
http://blog-orion110.at.webry.info/200902/article_22.html
http://blog.livedoor.jp/omine_chemistry/archives/51062249.html
http://72788437.at.webry.info/200904/article_1.html
賛否両論。
テーマ、作家共にニッチ狙いなのでこれは仕方ないだろう。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。