SSブログ

日本には十分な可能性が存在する:ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門 [経済]


ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

  • 作者: 山口 正洋
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本



筆者が過去に書いていた有料メルマガやセミナーの結果をまとめて振り返ったのが本書。
筆者の有料メルマガ読者にとって本書は意味が無いのだろうが、まとめることで筆者の相場観・将来像がわかりやすくなっており、筆者の発信する有料情報に触れたことのない人にとっては非常に面白い。


【目次】
プロローグ ぐっちー流最新経済学入門―世界経済はどこへ行くのか?
第1章 アメリカ経済編―ああアメリカ!復活の日は近いか?
第2章 中国経済編―経済のスローダウンは本物、バブル崩壊は近い!
第3章 欧州経済編―欧州危機に大揺れの新興国、日本も無縁ではいられない
第4章 投資編―為替、株式投資の仕組みとノウハウを伝授
第5章 日本経済編1―円高も大震災も乗り越えた底力を検証する
第6章 日本経済編2―「日本が崩壊する?」そんなデマを信じちゃいけない!


前作、「なぜ日本経済は世界最強と言われるのか」は書き下ろしで、日本経済のポジティブ論を語った作品。

本書でも日本経済に対するポジティブな視点はぶれていないが、前回が全体論中心であったのに対し、今回は個別論が多い。合わせて読むと、なぜ新興国よりも日本なのか?なぜ欧州に対する見通しがネガティブなのか?なぜ米国は楽観視出来るのか?と言ったあたりが腹に落ちるようになる。

前作を読んだから本書が無意味に感じられるということはなく、むしろ、前作の解説・理由付けに本書はピッタリの内容だ。前作と本書を合わせて読めば、筆者の考える中期の相場観が非常によく分かる。
もちろん、それが当たるかどうか、そして、信じるかどうかは別問題。
だが、筆者の考えは非常に筋が通っているので、政治に足を引っ張られなければ日本経済がうわむいていくシナリオが実現する可能性は十二分にありそうだ。

投資にも実ビジネスにも十分に使えそうな本書。日本楽観論はトンデモな本が多いので、一つの考え方として触れておくのは十分にありだろう。

☆☆☆☆(☆4つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://ikadoku.blog76.fc2.com/blog-entry-1839.html
http://juzji.jugem.jp/?eid=4975
http://korekarahakore.blog71.fc2.com/blog-entry-138.html
http://d.hatena.ne.jp/MaSh/20130715/1373870073
http://blogs.yahoo.co.jp/sakanouenokumo1964/61824955.html
http://blog.livedoor.jp/tamu155/archives/29210830.html

日本以外の先進国がデフレ経済に突入すれば、筆者の説得力も一層アップするんですけどね……。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。