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ユンケルとかレッドブルとか:決定版 仕事は楽しいかね? —会社の宝になる方法 [自己啓発]


仕事は楽しいかね?《最終講義》

仕事は楽しいかね?《最終講義》

  • 作者: デイル・ドーデン
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2012/08/01
  • メディア: 単行本




いいことが書いてあって、読めば仕事に取り組むやる気が出てくるのだけど、本書に書いている内容は実践するまでに時間がかかるので、その間に効果が薄れていってしまうことが多いだろう。
言葉は悪いが、よっぽど意識の高い人でないと、単なるカンフル剤に終わりそうな一冊だ。



【目次】
プロローグ 良い会社が持っているもの、それは一握りの宝さ。
第1章 もっと良くできないかなあ?
第2章 目指すべきは、非常識な行動なんだ。
第3章 最初の解決策は人からの借り物、二つ目の解決策は常識の範囲内。三つ目の解決策が天才のアイディアだ。
第4章 最高の社員が人とは違う考え方をするのは、人より多くのことを知っているから。彼らが人より多くのことを知っているのは、人より多くの質問をするからだ。
まとめ 与えられた仕事以上のことをすることで、彼らは職場全体の意識を高め、周りの人々をも向上させるからなのです。
エピローグ ぜひ試してみてほしい。まずは何か“完璧な”ものを見つけ、それをより良くすることから始めるのだ。


上記目次を見てもらえるとわかるが、本書は、「一生懸命に働く良い社員」と「特別な仕事をする人」の違いに着目して、その違いを例示列挙で示している。

一つ一つの内容は非常に示唆に富んでいるし、仕事で「特別な人」になりたいのは誰しも同じだろうから、本書を読むと非常に心を動かされる。それは間違いない。

ただ、そこから先のステップは非常に難しい。本書にも出てくるように「特別な人」は役職・地位に関係がないので評価と直結してわかることはない。「特別な人」になることが出来たかどうかが、非常にわかりにくいのだ。
加えて、本書は例示列挙でできているので、ノウハウが論理的に示されているわけではなく、実行には一工夫必要。
実行が難しい上に、成果がわかりにくい(かつ、長期間かかる)ので、本書で得られたカンフル的なパワーを持続出来るのは一握りの人だけだろう。

自己啓発本にありがちな読後の高揚感・前向き感を味わうには最適の一冊。
それ以上は元々の素質に左右されそうな気がする。

☆☆☆★(☆3つ半)

他のBlogの反応はこちら。
http://blog.manga-yomouze.com/archives/64731614.html
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20110720
http://roumukanri.seesaa.net/article/40766998.html
http://d.hatena.ne.jp/output21/20100918/1284751251
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