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今わかることを正直に:やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 [その他]


やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識

  • 作者: 田崎 晴明
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2012/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



Webサイト「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 」の書籍化

わかりにくく・様々な言論が飛び交っている放射能について解説した一冊。
【目次】 第1章 はじめに
第2章 放射性物質と放射線
第3章 原子力と原子力発電所事故
第4章 放射線の被曝と健康への影響
第5章 放射性セシウムによる地面の汚染
第6章 放射性セシウムによる食品の汚染
第7章 さいごに
付録A
付録B


放射能については、無駄に怖がったり、大丈夫を強調する言論が溢れている。
だが、それらの言論の中でリスク・危険性を科学的に正しく発信する趣旨のものは少ない。何らかの信念に基づいて都合の良い事実が並べられているのが実態だ。
そうした世間の言論に対するアンチテーゼが本書。自分の主張はさておき、科学的に正しいことを主目的として書いている。

結論はWebサイトまたは本書で読んでいただければいいが、現在の日本で起こっている放射線事故では、チェルノブイリのような被害が出ることは無いだろうというのが結論だ。

当然ながら、チェルノブイリ級のな被害が出ないことが即、原発は今のまま維持すればいいという結論に結びつくものではない。テールリスクが大きいことを理由に原子力発電の削減に舵を切っていくという結論は十分にあり得るし、筆者も個人的にはそのように考えているように見受けられる。

原発の促進・維持・削減のいずれを行うにしても、正しい情報を得た上で判断することが必要だ。
本書は、その正しい情報の一番手に挙げることが出来る情報源だ。

☆☆☆☆(☆4つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20121011/p1
http://noboshemon.asablo.jp/blog/2012/06/24/6490302
http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20121113/1352815276
http://www.amanosaizo.com/amen/2013/06/post-736d-2.html
http://d.hatena.ne.jp/camelopardalis/20130510/p1






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