まともな経営者になるためには?:戦略プロフェッショナル[増補改訂版] [自己啓発]
経営戦略の使い方がテーマ。
コンサルタント職、企画職の若手にはぜひとも読んで欲しい内容だ。
経営戦略のスキーム集、理論と言った本を読む人は多いだろうが、本書を読んでぜひ知識を使えるものに昇華して欲しい。
【目次】
プロローグ 日本企業の泣きどころ
1 飛び立つ決意
2 パラシュート降下
3 決断と行動の時
4 飛躍への妙案
5 本陣を直撃せよ
6 戦いに勝つ
エピローグ 三〇代のチャレンジ
本書は筆者が実際に携わった企業再建を小説仕立てにして再現したもの。
実体験がベースになっていることがミソで、若くしてMBAを取得した筆者が、MBAで得た知識を実際のビジネスに適用する様子が詳しく描かれている。
MBA系の書籍を読んだことが有る人だと納得してもらえると思うが、MBAで習う知識はさほど難しくない。
だが、高いお金をとってMBAが成立しているのは、徹底したケーススタディ等で知識を使得るようにする訓練がなされるためだ(プラスして、人脈の要素も大きいのだけど……)。
なので、書籍でMBAの知識を身につけただけでは、余り大きなアドバンテージを取ることができない。
本書はMBAの肝となる知識と実践の橋渡しを意識して書かれた書物なので、知識だけの人から比べると大きなアドバンテージを得ることが出来る内容だ。
駆け出しの企画職やコンサルタント職には特にオススメ。
また、筆者が言うように、日本の大企業では若いうちから大きく成長するような仕事につけることは稀なので、そのハンデを埋めるためにも本書は有用だ。
日本の大企業に入ることができてホッとしている若い人は本書を手にとって見て欲しい。
この前にあるビジネス人生を考えると愕然としてしまうはずだ。
☆☆☆☆(☆四つ)
他のBlogの反応はこちら。
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