ギャグでも一流:どすこい(安) [小説]
流血の死体、鍛え抜かれた肉体による迫真の格闘シーン、深い謎が解けたときの納得、淡い恋愛要素・・・・
うそです。怒らないでいただきたい。
当代一の怪談作家京極夏彦によるギャグ小説。
有名小説のあらすじと47人の相撲取りによる、脱力の一品。
自虐的に書いているが、内容は十分にギャグとして楽しめる作品になっている。
特に、会話文が多いにもかかわらず、十分にキャラクターを描けているあたりはさすがとしか言いようが無い。
私の好みは「リング/らせん」のパロディ「土俵(リング)・でぶせん」と「すべてがFになる」のパロディ「すべてがデブになる」
☆☆☆(☆三つ)
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