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過去を振り返ることによる弊害 [opinion]

404 blog not foundさん
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51023117.html
タケルンバ卿日記さん
http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20080322/p1
finalventの日記さん
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20080322/1206173281
元ネタのアルファルファモザイク
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51261054.html

で語られていた団塊世代と今の世代のうちどちらが得かという話。
この問題については、氷河期世代(76年生まれ)の私でも、今のほうが恵まれていると思う。
danさんが言うほどいろいろなものを自由に買えるほど恵まれていない私でも、人生の選択肢の多さにおいて今のほうが圧倒的に優れていると思う。

男でありながら、仕事より家庭・余暇に打ち込めるのも今の時代ならでは。
仕事よりもブログとか趣味が楽しいなんて団塊世代では変人扱いだったと思う。

danさん、タケルンバさん、finalventさん共に団塊世代より今のほうが恵まれているという結論で一致している。
客観的に見ればそうなのだろう。


ただ、成功していない人や将来に明るい見通しを描けない人は昔のほうが良かったと思いたがるもの。
そして、成功者や未来に希望を持つ前向きの人以上に、後ろ向きの人や負け組みのほうが世の中には多いと思われる。
そのため、アルファルファモザイクのように団塊のほうが恵まれていたと思う人が多いのだろう。

世の中は10人のネガティブより1人のポジティブで動くものなので、世の中の選択肢が減ったりするような団塊へ逆戻りは起こり得ないだろう。
しかし、1人のポジティブより10人のネガティブで動くのものがある。
政治である。
世の中の人が団塊のほうが良かったと思い続ける限り、政治は団塊への逆戻りを志向し、無理のある制度が続いていく。

年金における専業主婦の扱いや、住宅ローンだけが優遇されう意味不明の減税制度や、地方厚遇の不公平政策などなど。
政治が団塊世代への逆戻りを志向するほど、団塊の取り分は大きくなる。何事も元祖・本家は儲かるようになっているのだ。
どうせ団塊がよかったと思っても、良くも悪くも当時のようには成れないのだから。


私が思うに、今、やるべきは団塊は良かったと嘆くことをやめ、最良の未来へと努力することである。
そうすれば政治における団塊の亡霊が減少していき、結果として団塊世代が受ける不公平な厚遇は少なくなるであろう。



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