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3月のまとめ [まとめ]

3月は小説15冊、漫画2冊、その他7冊を読みました。
これらについてまとめたいと思います。

●小説について

今月読んだ小説のNo1はアラビアの夜の種族。エントリをアップしてから思いついたのだけど、アラビアの夜の種族の原典における成り立ちは水滸伝に近い。昔の伝承がいろいろ混ざって言い伝えられている。
アラビアの夜の種族はそうした伝承におけるいい意味の混沌をそのままの迫力で伝えてくれるのが最大の魅力といえる。

アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)








次点とするにはあまりにも惜しいのが「チーム・バチスタの栄光」。医療ミステリとしては最大級の傑作で、知識に裏打ちされた魅力あるキャラクタのおかげで、読んでいて時間を忘れてしまう。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))








そのほか、「破軍の星 」「きつねのはなし」など小説に当たりの多い月であった。

ちなみに、3月のアクセス数の第一位は「歪んだ匣」。永井するみの小説も結婚していなければ手に取らなかったであろう小説だが、安定して中の上ぐらいの良質な小説を書いてくれる作家である。

●漫画

今月は2冊だけだが、両方オススメ。中でもあかちゃんのドレイ3巻は非常に面白い。シニカルながらも嫌気を感じさせないあかちゃん描写は男でも楽しめる。

余談になるが、今月読んだ漫画は2つとも女性誌に連載中のもの。男性誌だと立ち読みなどで内容を確かめられるし、お気に入りも多いのだが、女性誌になるとぜんぜんオススメがわからない。「のだめカンタービレ #20 (20) 」ぐらい有名だと、女性誌でも手に取ってみようと思うが、正直「あかちゃんのドレイ」は結婚してなかったら読まなかったであろう。そういう意味では非常にもったいない。

漫画の単行本の売り方としては、男性誌連載中のコミックを女性に、女性誌連載中のコミックを男性にオススメする方法をもっと展開してもいいのではないかと思う。

あかちゃんのドレイ。 3 (3) (ワイドKC)









ちなみに、私が女性にオススメする現時点で男性誌連載中の漫画は以下。
お受験の星 」「おおきく振りかぶって」「GIANT KILLING

●その他(ビジネス書、歴史書、経済書等)

今月読んだ本は、悪くは無いが、一歩抜け出したものが少ない月。
そん中のベストは「ウェブ進化論」。古いようだが、内容的には古びておらず、今でも十分示唆に富んだ良書であることが実感できる。「ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!」が話題になっている今だからこそ、抑えておくのも悪くない。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)









次点は「勝ち馬に乗る! やりたいことより稼げること
悪くは無いんだけど、ちょっと書き方にメリハリが少なくあっさりしすぎのイメージ。アイデアはいいのだからうまく膨らませるともっとすごい本になったのではないだろうか。

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