考える野球漫画:おおきく振りかぶって10 [漫画]
おおきく振りかぶって Vol.10 (10) (アフタヌーンKC)
- 作者: ひぐち アサ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: コミック
おおきく振りかぶっての第10巻。
この漫画の特徴は、考える野球漫画であることだ。
スポ根ともラブコメとも若干異なる野球漫画。
この漫画の特徴は「考える」ところにある。
気弱な投手三橋にその才能を信じさせるために、リードを苦心し、精神面まで考える捕手阿部。
チームで一番センスのある田島に嫉妬し、悩みながらも自分で壁を乗り越えるキャプテン花井。
チームの実力向上のため、各選手に適切な課題・采配を考える監督百枝。
この漫画は、野球と言う競技について、高いレベルの高校野球の視点で考える様子がしっかりと描かれており、野球をたまに見るぐらいの私にとっても、高いレベルの高校野球の雰囲気が伝わってくる良作である。
この漫画については「マネー・ボール」を読むまでは、最高レベルの戦略を描けていると思っていたが、現実はもっと先へ行っていることを知って、ちょっぴり残念に思ったことがある。
それでも、高校野球として考えると十分に高レベルのチームがうまく描けており、面白さは損なわれていない。
☆☆☆★(☆三つ半)
最先端の野球について楽しみたい方にはこちらがオススメ。
野球とデータのかかわりについて、なんちゃってでは無く、真剣に取り組む様が明らかにされています。
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